「民兵 vs PMC」をテーマにしたイベントゲーム『MMM2017SEP』が開催

ミリタリーブログサポートチーム

2017年09月19日 11:15

「民兵 vs PMC」をテーマにしたイベントゲーム『MMM2017SEP』が17日(日)、和歌山県橋本市のサバイバルゲームフィールド「バトルランド」で開催された。

当日は、三連休となるこの週末を台風18号が直撃し、列島を縦断するという最悪の予報が走る中での開催だったが、蓋を開けてみれば早朝に「お湿り」程度の雨が降ったきりで、大方の予想を裏切る「好天」が広がった。

映画「13時間ベンガジの戦い」をモチーフに、「2005年~現代まで」とゆったりした年代が設定され、「民兵勢力」と「CIA側PMC/GRS勢力」に別れて戦った。(ローカルPMCはそのいずれかに配備)

ペットボトル発射式ロケットランチャーの着弾が戦闘開始の合図。

民間軍事会社(PMC)メンバー。洗練された武器・防具を持つも、かさばるその装備による機動力が削がれることも…


民兵勢力とローカルPMC。光学照準器を搭載していないなど、旧式の武器が多い反面、軽装による機動力がウリ。

そしてこの日、戦闘シーンで光っていたのは女性プレイヤーの存在。中には週末の多くを各地のフィールドで転戦している猛者もいる。フィールドでは部隊長による号令下、統率ある行動だったのが印象的だった。

高台となった拠点を死守するPMCメンバー。高台は見晴らしが効き、撃ち下せる利点がある一方で、その麓(ふもと)に敵を寄せ付けてしまうと張り付かれてしまう。これによって死角を作ってしまい、攻撃を加える際に重要となる射線の形成ができなくなる。こうなってしまっては、固く閉ざした「籠城戦」において、その「地の利」を生かせず、著しく防御能力を低下させてしまう。

逆に高台を攻略する側においては、敵の利点である見晴らしの良さを潰すため、まずは頭を出させないよう散発的に攻撃を加えつつ、徐々にその間合いを詰めて、敵が覗き込めないよう、「壁」に張り付くことを目指す必要がある。

高台にいる敵の注意を散漫させるべく、部隊を小さく複数に分け、各所から攻撃を仕掛ける。そして高台の防衛力が低下したところを見計らい、一気に雪崩れ込む…。
高台の攻略・防衛が大きなテーマとなっていたこの日のイベントゲームにおいては、こうした戦術面の駆け引きが繰り返しおこなわれていた。「民兵 vs PMC」による装備面の統一性もさることながら、戦術上での指揮系統が明確になっていたこともあり、各プレイヤーが某映画のワンシーンに踏み入れたような感覚で楽しめていたようだ。

本稿でご紹介し切れなかった当日の様子は、下記ミリブロ公式FaceBookギャラリーにて大量公開中。

次回のMMMは、2018年3月に通常のシナリオイベントとして開催が予定されている。

Modern Military Meeting (MMM) 公式サイト
http://mmm.militia.jp/
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