韓国がイスラエル製の「鉄壁の防御システム」購入の意思を示している。
イスラエル・INFOLIVE.TV が 25日 報じたところによると、韓国は高等練習機 T-50 Golden Eagle の　イスラエル軍での導入と引き換えに、イスラエル製 エア・ディフェンス・システム の "Iron Dome" 購入を申し出たという。

イスラエルの練習機導入については、先週 Haaretz 紙が「イスラエル国防省は 老朽化 が進む 米国製 A-4 Skyhawk の後継機として、KAI (Korean Aerospace Industries) の T-50 Golden Eagle ではなく イタリア・Alenia Aermacchi の M-346 Master を採用するよう勧告、総額 10億ドルで 25-30 機を調達することになる」と報じていた。


⇒South Korea to buy Iron Dome

Iron Dome は、イスラエルの防衛技術関連企業 Rafael Advanced Defense Systems Ltd. と 米国 Raytheon Co. が共同開発した エア・ディフェンス・システムで、雨や砂嵐など悪天候の条件下でも 70km の範囲内で短距離ミサイルや 155mm砲　の脅威に対抗することができる。Iron Dome は、特殊弾頭と優れた迎撃機能を使って、いかなるターゲットでも瞬時に捕捉、撃破が可能とされている。2011年には、要撃成功率 70% を記録したことが発表され、現在 IAF (Israel Air Force：イスラエル空軍) では Gaza Strip (ガザ地区) 近辺で運用している。

INFOLIVE.TV 2012/01/25
SpaceWar 2012/01/18
Rafael Advanced Defense Systems