イランの核開発を阻止するべく、イスラエルが米国との同調無しで単独攻撃を実施する可能性が高まっている。

AP通信による記事をソースに引用したこの情報では、イスラエル側は Benjamin Netanyahu首相と Ehud Barak国防大臣 が米高官との対イラン協議の席において「イスラエルが米側への予告無しで単独攻撃の意思を伝えた」としている。
イスラエルが事を起こした際に、米側への非難が及ばぬようイスラエル側が配慮した格好になる、とした分析が報じられる一方で、実態はイスラエルがホワイトハウスのイラン対策に不満を抱えている表れである、とも報じられている。

一方のイランでは、国営ラジオ・IRIB (Islamic Republic of Iran Broadcasting) によると、「米国がイスラエルに対して多くの兵器・武器や技術の供与がおこなわれている」とし、米国による間接的な武力行使の指摘について触れた。また、イランの Ahmad Vahid国防相は「我々は、まだ自らの持てる全ての力を明らかにしていない」と述べ、イラン・ファールス通信とのインタビューで「万が一に備えて隠し玉を持っている」と発言していることが報じられている。その「隠し玉」について具体的な内容は明らかにされていない。
やられる側のイメージが強いイランだが、決してその状態に甘んじているわけでなく、イランのファルス通信が 21日 に報じたところによると、イランは「自国の国益が脅かされる状況になれば、先制攻撃も辞さない」とし、イスラエルに対する強気の姿勢をみせている。

Russia Today 2012/02/28
IRIB 2012/02/28
Photo: U.S. Air Force
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