シリアで政府軍と反政府組織との戦闘が激しさを増す中、米国では共和党の重鎮として知られる John McCain上院議員が米議会で、反政府組織を支援するため、米軍主導による多国籍軍で空爆作戦の実施を提唱した。Bashar Al-Asad政権軍 による殺害は既に 7,500人 にものぼる、と報じられている。

戦地・ホムス市内でも特に激しい攻撃にさらされていた Baba Amr (ババアムル) 地区では、反体制派が撤退を開始した後も政府軍による攻撃が続けられた。攻撃の対象は戦闘員のみならず、多くは民間人を対象としている模様。現地で取材を続ける記者の間では、その無差別虐殺の様子を「まるで屠殺（とさつ）場のようだ」と表現。

シリアへの軍事介入に消極的なオバマ政権だが、有力議員の提唱によって米軍の軍事介入について議論が活発化しそうだ。

SANKEI SHINBUN 2012/03/02, 03/06
AFP BB News 2012/03/05
Photo: U.S. Air Force
Image is for illustration purposes only. Text and photo are not directly related.