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ロシア、将来個人用戦闘装備の視察でイタリア訪問

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ロシア、将来個人用戦闘装備の視察でイタリア訪問ロシア陸軍報道官の Sergei Vlasov 中将 は、今週月曜の会見で、ロシア軍の派遣団が 3日間 のイタリア訪問時に、イタリア版・将来個人用戦闘装備 "Future Soldier" のプレゼンに出席すると発言。ロシア陸軍の副司令官 Nikolai Bogdanovsky 中将 率いる派遣団が イタリアの Forza NEC (Network Enabled Capability) のシステムを視察する。

イタリア軍向け将来個人用戦闘装備 "Soldato Futuro" では、Selex Communications社 率いる 5社 からなる 合弁企業 によって開発されたシステムと連携し、指揮系統に関わる情報が 4インチ・スクリーン のタッチパネル上に映し出される。GPS (Global Positioning System)、GIS (Graphical Information System) として活用できる。
また兵士を保護するボディーアーマーは、貫徹を防ぎ、9mm弾 での防弾機能に優れた特性のコンポーネントで構成され、頭部を保護するヘルメットでは、防弾と破砕性手榴弾による被害を防ぐべく、2つのバイザーで構成されている。なお、レーザー照射から視力を保護する目的のゴーグルも併せ持つとしている。

米軍の "Land Warrior/Mounted Warrior" をはじめ、NATO 諸国では ドイツの "IdZ" (Infanterist der Zukunft)、英国の "FIST" (Future Infantry Soldier Technology)、スペインの "COMFUT" (COMbatiente FUTuro)、スウェーデンの "IMESS" (Integriertes Modulares Einsatzsystem Schweizer Soldat, it is famous for Swiss Army)、フランス "FELIN" (Fantassin a Equipements et Liaisons Integres) といった様々な 将来個人用戦闘装備 が紹介されている。ロシア国防省では、昨年 試験導入の目的でフランス FELIN の購入計画についてフランス側との話し合いを持ったことが明らかになっている。また、Yury Borisov 軍工業委員会 第一副議長 は、昨年 12月 に、ロシアが今後 3年間 でロシア国内版の "Future Soldier" 計画を開発することについて言及していた。

RIA Novosti 2012/03/12
Photo: Italian Soldato Futuro, from Ministero Della Difesa of Repubblica Italiana


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