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米国防総省、マッハ20の機体はなぜ失敗したか検証報告

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米国防総省、マッハ20の機体はなぜ失敗したか検証報告米国防総省は、2011年8月11日 に試験発射し、失敗に終わった 極超音速試験飛翔体 HTV-2 について、独立組織のエンジニアリング審査委員会 (ERB : Engineering Review Board) の検証レポートをリリース。

Falcon HTV-2 (Hypersonic Technology Vehicle 2) は、音速の20倍 マッハ 20の極超音速の速度で飛翔。飛翔中の機体の温度は華氏 3,500 度 (摂氏 約 1,927 度) に達するとされた。地球のどこでも 1時間 以内に到達できる、として話題を集めた HTV-2 は、試験発射後 約9分 で通信が途絶え、太平洋 Kwajalein Atoll 付近に落下し、テストは失敗に終わった。

DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) によると、高速飛翔で予想以上に機体表面の外殻が剥がれ落ちたことが機体クラッシュの原因の 1つ と分析。外殻の剥離は徐々におこなわれると想定していたものが、実際には強力な衝撃波の影響によって急速に剥がれ落ちた、と報告している。

Fox News 2012/04/23
DARPA 2012/04/20
Image: Falcon HTV-2 program artist's concept, from DARPA official website.


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