高いステルス性と機動力、情報ネットワークなどから "First look, First shot, First kill" (先制発見、先制攻撃、先制撃破) を実現するとし、"Air Dominance Fighter" (航空支配戦闘機) の異名を持つ 米空軍の F-22 Raptor。憧れの「パイロット」の中でも、「世界最強」ラプターのパイロット・シートは米空軍「トップガン」でも「予約」が取れない特別な存在。しかし最近はそんなラプターのコクピットに着きたくないというパイロットが出ている。

ロシアTV・Russia Today によると、米空軍航空戦闘軍団 (ACC : Air Combat Command) の司令官 Mike Hostage 大将 が「人数は明らかに出来ないが、少数ながらも F-22 での飛行免除を願い出ているパイロットがいる」と発言、その状況を認めたと報じた。

酸素供給システムの問題を抱えた F-22 Raptor では、2010年11月、米空軍 525th FS (Fighter Squadron) 所属の F-22A が墜落する事故が発生。機上酸素発生装置 (OBOGS : On-Board Oxygen Generating System) の不具合が疑われた。原因究明を急ぐものの、有効な対策が立てられていないと報じられている。

Russia Today 2012/05/02
Flight Global 2012/03/01
Photo : F-22 Raptor, from Lockheed Martin Official Gallery
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