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イヌ科の持つ嗅覚に倣った爆発物を探知するデバイスの研究

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イヌ科の持つ嗅覚に倣った爆発物を探知するデバイスの研究
カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB : University of California, Santa Barbara) の研究チームは、同校の連携バイオテクノロジー研究所 (UCSB's Institute for Collaborative Biotechnologies) による機械工学と化学の原理を融合することで、イヌ科の動物が持つ嗅覚に倣い、爆発物などから発する蒸気を検知するデバイスの研究を進めている。
同研究チームが先月発表した結果によると、ヒトの鼻では検知が不可能な、TNT (trinitrotoluene : トリニトロトルエン) ベースの爆薬から空気によって運ばれる主要な分子 (airborne molecules)、ジニトロトルエン (2,4-Dinitrotoluene) の検知に成功。デバイス構成の技術特許は、2008年 に設立された SpectraFluidics, Inc が持っている、とのこと。
携行性と検知精度の向上が図られれば、一般的に普及する可能性も秘めている。計画は米陸軍 AOR (Army Research Office) と DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) を通じて一部資金援助がおこなわれているとのこと。

UCSB College of Engineering 2012/11/20

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