「ゼロ・ダーク・サーティ」ステルス型ブラックホーク・ヘリ

映画・テレビ
『ゼロ・ダーク・サーティ』シールズの偉業を体感させる、ステルス型ブラックホークの再現

CIAのビンラディン追跡劇の裏側を描いた映画『ゼロ・ダーク・サーティ』(2月15日公開)。すでに全米で公開され、初登場1位を獲得し、オスカー最有力と言われている本作は、CIAのビンラディン追跡チームの中心人物が若き女性分析官だったという衝撃の事実とともに、最先端技術による情報収集、過激な拷問、頭脳で闘うスパイ活動、法外な賄賂、そしてシールズ隊員による作戦、という今までに明かされていなかった追跡に至るまでの経緯を赤裸々に描き出している。

本作で明らかとなったのはこれだけではなく、今まで1度も使用されなかった極秘の実験的戦闘機である、ステルス機能が搭載されたブラックホーク・ヘリコプターが登場することだ。ビンラディン捕縛作戦で最も大胆だったのは、このヘリを利用して、ビンラディンの警備やパキスタン軍に気付かれずに侵入したことだという。

ステルス型ブラックホークの実際の寸法などは今でも公開されていないが、襲撃後にいくつかの写真やスケッチが報道された。本作のために4台のレプリカを作った美術監督のヒンドルが助言を求めた専門家によると、ジェット機と同様に表面の材質はハイテク素材で出来ていて、レーダーに感知されない角度の構造と、低騒音機能が搭載されているという。

レプリカの機体はロンドンで鋼鉄とファイバーグラスによって製造され、撮影のためにヨルダンへと輸送されたが、誰も見たことのないヘリを通関させるのは大変だったそうだ。

シールズがヘリから降りて、隠れ家に侵入するシーンをリアルに再現するために、ヨルダン製の実物のブラックホークが使用されている。隊員目線のカメラが、通常のブラックホークと同じ敏捷性だが速度だけ遅い機体を捉え、観客はゆっくりと飛ぶバスに乗っているような感じを味わうことができる。そしてシールズは、何が待っているか分からない暗闇の中を進んでいく。これを見れば、隊員たちの偉業が目と耳と身体で理解できるに違いない。




『ハート・ロッカー』の監督×脚本家が描く、剥き出しの現実(リアル)。
ビンラディンを追い詰めたのは、ひとりの女性だった―


9.11から10年、首謀者のビンラディンがネイビーシールズに殺害されるまで、本当は何が行われていたのか。CIA最先端技術による全世界規模の情報収集、拷問、スパイ活動、賄賂、シールズ隊員による隠密作戦―これらのトップ・シークレットを、関係者たちから念入りに取材し壮大なサスペンスに仕上げたのが、『ハート・ロッカー』の監督キャスリン・ビグローと脚本家マーク・ボールだった。彼らは捕縛作戦の中心人物が女性分析官だったという驚愕の事実を掴むが、それは真実への入口に過ぎなかった。分析官には、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン。正義を狂気に変えてでも、“任務”を全うしようとする女性を赤裸々に演じた。米政府が大統領選にも影響すると恐れた衝撃作が、いよいよ世界へ発信される。 
※ゼロ・ダーク・サーティ:米軍軍事用語。AM0:30を表す。ビンラディン捕縛作戦決行の時間。

ゼロ・ダーク・サーティ
2013年2月15日(金)TOHOシネマズ有楽座他、全国公開
■監督:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』『ハートブルー』 
■脚本:マーク・ボール『ハート・ロッカー』
■主演:ジェシカ・チャステイン『ツリー・オブ・ライフ』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』

Jonathan Olley(c)2012 CTMG. All rights reserved


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