「ゼロ・ダーク・サーティ」千秋・山口もえフォトセッション実施

映画・テレビ 2013年02月12日 19:05 Comments(0)

2月15日 (金) より TOHO シネマズ有楽座他にて全国公開を迎える話題の映画「ゼロ・ダーク・サーティ」。
世界を震撼させた 9.11 の首謀者ビン・ラディン容疑者の CIA による長きに渡る追跡劇を描いた作品であり、主人公となるのは、その追跡劇のカギを握っていた若き女性CIA分析官マヤ。マヤは華奢でひ弱そうに見えるが、実は何があっても諦めたりこびたりせず、自分の信じる道を貫き、ビンラディンに迫っていく。
このマヤを演じるのは、ハリウッドでは遅咲きながらもこれまで積み重ねてきた経験から生まれる安定した演技力で、本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、“ボックスオフィス女優”と呼ばれるまでにのぼりつめたジェシカ・チャステイン (35) 。マヤのようにか弱い女性にみえながらも子育てと仕事を両立し、芸能界をたくましく生きている千秋さんと山口もえさんに登壇いただき、女性から見た本作の魅力や “働く女性” “強い女性” について語る「トークショー付女性限定試写会」が開催された。
バレンタイン目前のタイミングと相まって、本作のアカデミー賞受賞と大ヒットを祈願し、バレンタインにちなんだオスカー像入りチョコレートケーキとともにフォトセッションに彩を添えた。

日時：2月12日（火）14:00～
場所：映画美学校試写室
登壇：千秋（41）、山口もえ（35）

ショッキングピンクのチュニックにショートパンツ、頭にも大きなピンクの花をつけた千秋とブルーのスーツジャケットを着こなした山口もえ。二人とも自分らしい「闘う女性」をイメージした服装で登壇しました。

【ＭＣ】
すでにお二人には作品をご覧いただきましたが、いかがでしたか？

【山口さん】
衝撃でした。開始数分で涙を流しました。2000年になって私の人生でこういうことがあったなんて驚きです。使命感を持って闘うマヤの姿に共感しました。現代社会の女性を象徴していると思います。

【千秋さん】
ニュースの裏側を知るのが好きなので、真実が知れました。途中マヤの目線で見ていて、男性社会で生きていくための意思の強さに共感しました。同じ立場だったら私も最後まで追い詰めますね。歴史も知れるし、女性の生き方も分かる映画です。

【ＭＣ】
マヤのようにお仕事を一生懸命やっていく中で、女性だと特に年齢によって、今の自分はこれでいいのか？と悩んだり、迷ったりすることも多いと思うのですが、お二人にもそんなタイミングはありましたか？そんな時はどんな風に乗り越えられるんですか？

【山口さん】
デビューした時、とにかく休まず働きなさいと言われました。休むと誰かが自分のポジションを狙ってるぞ！と。その当時はマネージャーに弱音ばかりはいてました。でも、夢は途中であきらめたくなかったので。私は、例えば、一日誰とも話さずに過ごした人がテレビをつけて私がおバカなことをやっているのを見て笑ってくれたらそれが幸せだな～って、そういうのが夢なので。

【千秋さん】
共演者が男性が多いので自分のポジションを考えて無意識にでも必死にやっていました。私の夢は、昔から歌手になること！永遠の歌手志望です！あと、もえちゃんと似てるけど、41歳の頭に花をつけた私を見て励みになってくれればいいなと思う。
【ＭＣ】実は山口さんと主演のジェシカ・チャステインは同い年で今年年女なんですよね！映画の中のマヤも使命感と＜執念＞でビンラディンの居場所を突き止めていきましたが、ヘビ年の女性は執念深いなんてお聞きします。山口さん、ご自身はいかがでしょうか？これまで何か＜執念＞で成し遂げたこと、達成したことなどありますか？

【山口さん】
あると思います！車の免許3回落ちたけど、途中で諦めずに4回目でとりました。あ、野菜ソムリエも2回落ちて、3回目でとれました！

【千秋さん】
それ、意外じゃないよ。しかも、授業料払ってるし！ふつう、成し遂げようとするでしょ。

【ＭＣ】
千秋さんは執念深いとご自身では思いますか？

【千秋さん】
阪神タイガーズのことになると！20年に1回しか優勝できないと言われていた阪神タイガーズが優勝するかもしれない試合の時、仕事が入っていて楽屋にいたんだけど、「私は芸能人の前に阪神タイガースファンなんだ！」と思って飛び出そうとしました。今思うと痛いことしたなと思うけど！私、欲しいものは絶対に手にいれるの！

【山口さん】
私はほしいものは諦めちゃうな。私、自分を追い込むのが好きなのかも。でも探究心はあるよ。今も資格勉強中！

【ＭＣ】
ちなみに、本作はアカデミー賞にノミネートされていたり、ゴールデン・グローブ賞でジェシカ・チャステインが主演女優賞をとっていたりと沢山の賞に絡んでいますが、お二人がお互いに賞をあげるとしたら、どんな賞をあげたいですか？

【千秋さん】
もえちゃんは、のほほんとしてるように見えるけど、芯が強くてぶれない！だから「よくぞこんなに世間をだましているで賞（しょう）！」私より芯が強い！

【山口さん】
千秋ちゃんは、「もっと可愛くなったらいいのにな、賞！」弱いところも見せればいいのに。絶対千秋ちゃんとは喧嘩したくないもん！

―　受賞とヒットを祈願して、この時期のバレンタインにちなんだチョコレートケーキの登場！

【ＭＣ】
ズバリ、お二人は今年のバレンタインのご予定は決まっていらっしゃいますか？チョコレートをすでに準備されていたりするんでしょうか？

【千秋さん】
娘が、バレンタインチョコをクラス中にあげます。私は作らない！だってお菓子は買ったほうがいいもん！

【山口さん】
チョコは買おうかな。あげたい人は、お世話になっている人や仲良くしている人。本命チョコ？千秋ちゃんにあげないとね。

【千秋さん】
こうやってはぐらかすけど、これも計算だよ！

『ハート・ロッカー』の監督×脚本家が描く、剥き出しの現実(リアル)。
ビンラディンを追い詰めたのは、ひとりの女性だった―

9.11から10年、首謀者のビンラディンがネイビーシールズに殺害されるまで、本当は何が行われていたのか。CIA最先端技術による全世界規模の情報収集、拷問、スパイ活動、賄賂、シールズ隊員による隠密作戦―これらのトップ・シークレットを、関係者たちから念入りに取材し壮大なサスペンスに仕上げたのが、『ハート・ロッカー』の監督キャスリン・ビグローと脚本家マーク・ボールだった。彼らは捕縛作戦の中心人物が女性分析官だったという驚愕の事実を掴むが、それは真実への入口に過ぎなかった。分析官には、『ヘルプ～心がつなぐストーリー～』でアカデミー賞にノミネートされたジェシカ・チャステイン。正義を狂気に変えてでも、“任務”を全うしようとする女性を赤裸々に演じた。米政府が大統領選にも影響すると恐れた衝撃作が、いよいよ世界へ発信される。　
※ゼロ・ダーク・サーティ：米軍軍事用語。AM0：30を表す。ビンラディン捕縛作戦決行の時間。