米陸軍、大学・民間企業と共に「汚れない戦闘服」を開発中
米陸軍 NSRDEC (Natick Soldier Research, Development and Engineering Center) では、マサチューセッツ工科大学 (MIT : Massachusetts Institute of Technology) の研究成果に基づいた「汚れない戦闘服」「洗浄不要の被服 (wash-free clothing) 」を Luna Innovations, Inc と共に開発中。戦場で戦闘服が汚れる現象は不可避で、一旦 泥や油分などで汚れた被服を洗濯し再び着用できるまでには、部隊にとって時間と物流上に大きなロスが生じる。また、化学的な有害物質の付着を減らすメリットもある。NSRDEC の研究では、デュアルマイクロとナノサイズ構造による耐久性と撥水性が高められた特殊コーティングが成され、ファブリックの表面張力が抑えられ、付着物の低減を実現できる。以前は、水面を自由に滑走するアメンボの脚や、蓮の葉、アヒルの羽など、自然界で撥水性能を示したものを研究対象としていた。MIT と Luna Innovations 社の 4 年に渡る研究開発の結果、試作モデルが出来上がったものの、繰り返しの洗濯で撥水機能が失われていたが、その後上がった試作品 20 セットを使い、1 日 15 時間の着用を 10 日間繰り返すとしたフィールド試験を実施。結果は非常に有望なもので、試験に参加した兵士の 73 %が採用されるべき素材と回答。2013 年秋に改めてフィールドテストが実施予定。
NSRDEC Public Affairs 2013/02/25
About Designing Oleophobic Surfaces
過去の「米軍 機能戦闘服の開発」関連記事:
⇒MIT、米陸軍と共同で意思伝達を可能とする戦闘服を開発中
⇒米海兵隊、速乾性向上を目指した熱帯地向け戦闘服の改良を計画
⇒米農務省、害虫対策処理した戦闘服を研究
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