タリバン戦士が「軍用犬」を捕虜に?英軍の軍用犬か
Taliban 戦士が「捕虜」に捕ったする軍用犬の様子を収めた映像が公開された。映像には、「アッラーはムジャヒディンに勝利を与えたもう!」と叫び、「奴らを倒せ!奴らの回し者を倒せ!」と声を荒げた Taliban 戦士と共に、「面目無い・・・」とも言わんばかりに尻尾が垂れ下がり、心なしかションボリしているようにも見えなく無い、ベルギー原産の牧羊犬種、ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア (Belgian Malinois) の姿が映し出されている (匿名の情報筋によれば、英軍特殊部隊に配属されていた軍用犬との情報も)。また軍用犬の他に、Taliban 戦闘員が米軍特殊部隊にありがちな M4 アサルトライフルに中倍率の光学機器とサプレッサーのセットを携えた様子が収められている。Taliban スポークスマンによると、軍用犬はアフガニスタン東部にある Laghman (ラグマーン) 州で、昨年 12 月末に長期間に渡って繰り広げられた多国籍軍との銃撃戦の後に捕獲したとのこと。一方 NATO スポークスマンは、昨年 12 月の ISAF (International Security Assistance Force : 国際治安支援部隊) での任務中に、1 匹の軍用犬の所在が不明 (MIA : Missing In Action, 行方不明兵) になっていたと確認した。ただし、ビデオの信憑性については懐疑的な姿勢を示している。軍用犬はその優れた嗅覚故にアフガニスタンでの爆弾検知のため度々投入されてきた。退役軍人など専門家らによると、軍用犬が着用するベストには、GPS トラッカーやカメラなどの機密技術が含まれているとのこと。長年に渡ってイスラム過激派のネット監視をおこなってきた SITE Intelligence Group によると、犬が戦争捕虜 (POW : Prisoner Of War) になった例は記憶に無いとのこと。報道では、今回の軍用犬の捕獲は、戦争捕虜として戦史上で初めての動物になる可能性があると記されている。Taliban 側は「犬の処遇は追って決定する」としている。
Stars and Stripes 2014/02/06
Mail Online 2014/02/06
Washington Post 2014/02/07
Stars and Stripes 2014/02/06
Mail Online 2014/02/06
Washington Post 2014/02/07
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント