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8 ヶ月に渡る論争の末、SEALs で「Don't Tread on Me」パッチが追加調達へ

海外軍事
Washington Post 紙によれば、米海軍は国内の保守派層「ティーパーティー (Tea Party) 」が掲げるフラッグと類似していることから、特殊部隊 SEALs での着用をストップすることが報じられていた「Don't Tread on Me」パッチについて、延べ 8 ヶ月に渡る論争の末、一転して更なる発注をおこなっているとのこと。

左:ガズデンフラッグ (Gadsden flag) / 右:ファースト・ネイビー・ジャック (First Navy Jack)
「ティーパーティー」とは、「反オバマ運動」としての右派の側面を持つことでも知られるもので、そこで用いられる「ガズデンフラッグ (Gadsden flag)」は、黄色を背景に「とぐろ」を巻いたヘビ (coiled snake) のアイコンが使われたデザインの旗で、米国における「愛国主義」の象徴とされる旗の一つ。なお、このガズデンフラッグは、米国独立戦争 (American Revolutionary War, 1775 - 1783) の際に掲げられ、当時の「大陸海兵隊 (Continental Marines)」で使用されたもの。

一方、「Don’t Tread on Me」のメッセージと「ヘビ」の組み合わせでは、「ファースト・ネイビー・ジャック (First Navy Jack)」と呼ばれる旗が知られている。こちらは赤・白で 13 本の横帯があり、その上に「蛇」と「俺を踏むな」もとい「自治の自由を踏みにじるな」を意味する「Don't Tread on Me」と記されたデザインとなっている。

このファーストネイビージャックは、2001 年 9 月 11 日に起きた、米国同時多発テロ事件の翌年の同日、2002 年 9 月 11 日から当時の海軍長官 Gordon R. England 氏によって対テロ世界戦争 (GWOT : Global War on Terrorism) のために洋上活動する米海軍の艦艇に対して使用が認められている。その後、米海軍の隊員の間で、イラクやアフガニスタンで派遣された際に、左肩にこのシンボルマークのパッチが貼り付けられている。

2013 年 11 月、元・SEALs 隊員の Carl Higbie 氏がおこなった The Daily Caller 誌へのレポートで、「ティーパーティーで採用されていたフラッグ似ている」ということを理由に、「ネイビージャック パッチの着用をやめるよう通知があった」ことが寄稿された。海軍関係者は「複数の報道機関により報じられた話題は事実で無い」として否定。隊員らはパッチの着用をおこない続けてきた。

米バージニア州の海軍特殊戦コマンド (NSWC : Naval Special Warfare Command) は 3 日、パッチの追加購入を表明している。

Washington Post 2014/06/16
Daily Caller 2013/11/06

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