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米国防総省、F-35 の飛行停止を公式に認める 英国初デビューもまだ不確定

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米国防総省、F-35 の飛行停止を公式に認める 英国初デビューもまだ不確定
米国防総省は 2014 年 7 月 3 日、発表した文書の中で、F-35 ライトニング II の飛行停止を公式に認めた。

ことの発端は 6 月 23 日、フロリダ州エグリン空軍基地の滑走路上で発生した、F-35A のエンジンの火災事故だ。国防総省や軍は、事故の詳細や、他の F-35 への影響については沈黙を守り続けていたが、地元紙や航空専門誌は、事故の影響で F-35 は A、B、C の全型が飛行停止になっていると報じ、今回の発表でそれが裏付けられたことになる。

発表された文書によれば、この火災事故を受け、米空軍省と海軍省によって F-35 の飛行を停止する指令が出されたという。いくつかの報道では、滑走路上に落ちていたゴミを吸い込んだことが原因である可能性が高いと報じられていたが、根本的な原因については現在も調査であるとされ、また F-35 に搭載されているプラット&ホイットニー社製 F135 エンジンの追加検査も命じられたという。飛行再開の時期はこれらの結果次第で決定されるとのことだ。

一方、米国と英国は、7 月中旬に開催されるロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー (RIAT) とファーンボロー国際航空ショーで F-35B を展示する計画を立てている。英軍はすでに 3 機の F-35B を受領しているが、飛行訓練のため、もっぱらエグリン空軍基地で運用されており、この航空ショーへの参加が、F-35 が英国本土に足を踏み入れる初めての機会になる。

しかし、この事故の影響のためか大西洋を横断しての渡英が遅れており、またそれが飛行停止処置が行われているとする憶測の傍証にもなっていた。

発表によれば、英国での F-35 展示のための準備は継続しているとされているが、しかし最終的な決定は確定判決は来週 ( 7 月 7 日の週) の始めに下すとされており、まだ予断は許さない状況だ。

U.S. Department of Defense 2014/07/03
Photo : Head on view of the F35 in flight © Lockheed Martin
Image is for illustration purposes only.
Text : 鳥嶋真也 - 002

タグ :F-35RIAT

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