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第 1 海兵ヘリコプター飛行隊の CH-46E シー・ナイトが全機退役

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第 1 海兵ヘリコプター飛行隊の CH-46E シー・ナイトが全機退役第 1 海兵ヘリコプター飛行隊の CH-46E シー・ナイトが全機退役
2014 年 7 月 16 日、米海兵隊の第 1 海兵ヘリコプター飛行隊 (HMX-1) で長年運用されていた CH-46E シー・ナイトが、すべて退役した。

CH-46E はタンデム・ローターを持つ輸送ヘリコプター CH-46 のバリエーションの一つ。CH-46 はもともと V107 とも呼ばれ、1950 年代にバートル社 (後にボーイング社に吸収) によって開発された。米軍ではベトナム戦争からイラク戦争まで、人員や物資の輸送や戦闘捜索救難など様々なミッションで使用され、外見がしゃがんだカエルに似ていることから、" Phrog (Frog) "とも呼ばれ親しまれた。また日本でも自衛隊や警察などが導入し運用したが、老朽化や後継機の導入に伴い、2009 年までにすべて退役している。

HMX-1 は米ヴァージニア州のクアンティコ海兵隊航空施設に本拠地を置き、海兵隊用のヘリコプターの運用試験や評価、そして何より、大統領専用ヘリコプター「マリーン・ワン」を運用する部隊として有名だ。HMX-1 において CH-46E は、大統領以外のホワイトハウスの高官や、報道関係者などの輸送に使われていた。しかし後継機となる MV-22B オスプレイの導入が進み、ついに CH-46E は退役の日を迎えた。

7 月 16 日、HMX-1 で運用されていた 4 機の CH-46E がクアンティコ海兵隊航空施設を離陸、フロリダ州へと向かった。同機は国務省の所有物となり、もう二度と同施設に戻ることはない。

「"46"は、タンデム・ローター機の中で、おそらくもっとも安定した機体です」。HMX-1 で長年エンジニアを務めるジョン・モーガンスターン氏はこう語る。またCH-46Eのクルー・チーフを務めたジェフリー・グリーン軍曹も「CH-46E に似た機は他にありません。二度と Phrog と同じ経験を味わうことはできないでしょう」と語り、その別れを惜しんだ。

CH-46E の退役により、現在 HMX-1 で運用されている機体は VH-3D シー・キング、VH-60N ホワイト・ホーク、MV-22B オスプレイとなった。

USMC 2014/07/17
About HMX-1 / USMC
U.S. Marine Corps photo by Sgt. Aaron Hostutler/Released
Text : 鳥嶋真也 - 002


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