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ロッキード・マーティン社、C-130 の誕生から 60 年の歴史を振り返る動画を公開

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ロッキード・マーティン社、C-130 の誕生から 60 年の歴史を振り返る動画を公開
ロッキード・マーティン社は 9 月 8 日、C-130 ハーキュリーズ (Hercules) の初飛行から 60 周年を迎えたことを記念し、その歴史を振り返る動画を公開した。

1951 年 1 月、米空軍は新しい戦術輸送を開発する要求を提示した。ロッキード社はそれに応え、同じ年の 4 月に設計を米空軍に提出する。そして 7 月、ボーイング社やダグラス社など他社の提案の中を勝ち抜き、米空軍から 2 機の YC-130 試作機を製造する契約を与えられた。

そして 1954 年 8 月 23 日、カリフォルニア州バーバンクにあるロッキード社の工場から、YC-130A が初飛行を行った。この時飛行した YC-130A は、2 機製造された最初の試作機のうちの 2 号機であったが、飛行の順番では 1 号機よりも先となった。

同年 11 月 11 日には、C-130 に「ハーキュリーズ」という公式の名前が与えられた。ハーキュリーズとはギリシア神話に登場する英雄、ヘラクレスの英語読みだ。この名前はロッキード社内で公募されたものだ。

翌 1955 年 3 月 10 日には、C-130 の最初の量産機が、ジョージア州マリエッタの工場でロール・アウトした。この機体は 1955 年 4 月 7 日に初飛行した。

以来、C-130 はこれまでに 70 種類以上の派生型が造られ、現在も最新型の C-130J 「スーパー・ハーキュリーズ」の生産が続けられている。また、世界 70 カ国に導入され、日本でも航空自衛隊が C-130H を運用している。また近々、海上自衛隊にも C-130R が導入される予定だ。

合計の生産機数は 2,470 機を超えており、また今月からちょうど 2,500 機目の製造も始まっている。

LockheedMartinVideos 2014/09/08
Text : 鳥嶋真也 - FM201409


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