サーブ社、カール・グスタフの最新型「M4」を発表
カール・グスタフは、歩兵による戦車や装甲車などの強固な目標を破壊するための手段として、 1940 年代にスウェーデンによって開発された無反動砲である。
そして 1948 年から初期型である M1 の導入が始まり、その後 1960 年代に改良型の M2、さらに 1990 年代には M3 が開発され、米軍や自衛隊など世界 40 ヶ国で導入されている。M4 はその最新型として、より軽く、より短くなり、運用性が大きく向上しているという。例えば M2 では質量 14.2 kg、全長 1,130 mm、また M3 では質量10.0 kg、全長 1,065 mm ほどもあったが、M4 ではチタンと炭素繊維複合材の採用により質量は 6.7 kg と大幅に軽くなり、ベンチュリー部の再設計によって全長も 1,000 mm 以下にまで短くなっている。
またカール・グスタフにとっては初となる安全装置が搭載され、鋼とファイバーグラス材を使用しているM3と同じ、千回の発射に耐えられるとのことだ。
また 9 月 24 から 25 日にかけては、20 ヶ国・約 120 人のゲストを招いての発射のデモンストレーションも実施されたという。
Saab AB 2014/09/23
Carl-Gustaf M4 / Saab AB
All Images: Saab AB
Text : 鳥嶋真也 - FM201410
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