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IMI、イスラエルで戦闘実証済の高性能な小銃用弾薬を展示会で紹介

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IMI、イスラエルで戦闘実証済の高性能な小銃用弾薬を展示会で紹介
アメリカ/ラスべガスで1月20-23日に開催された「 2015 SHOT Show 」で、「 UZI 」「ガリル」「デザートイーグル」などで知られるイスラエルを代表する兵器コンツェルン:イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ( Israel Military Industries : IMI ) が、現行の「 5.56mm NATO弾 」や「 7.62mm NATO弾 」などよりも優れた性能をもつカートリッジを複数リリースした。

リリースされたカートリッジは、「 9x19mm Di-Cut 115 Gr 」「 Razor Core : 5.56×45mm 77 Gr 」「 7.62×51mm 175 Gr 」で、それぞれを通常のNATO弾と比較すると弾頭重量が重く、威力が高いことが特徴である。
「 9x19mm Di-Cut 115 Gr 」の弾頭先端部にはホローポイントに似た切れ込み加工が施されており、ストッピングパワーが高いとされている。
「 Razor Core : 5.56×45mm 77 Gr 」は、弾頭がターゲット内に留まるように設計されており、射程距離は500mに設定されている。「 7.62×51mm 175 Gr 」の射程距離は800mに設定されている。

そして、7.62mmNATO弾の約2倍威力をもち長距離射撃や大型獣狩猟に適したカートリッジである「 .338 Lapua Magnum 250 Gr 」もリリースされ、50キャリバーに替わる取り回しの良い銃器に対応できるとして IMI は推奨している。

これらは、射程距離やストッピングパワーの不足による付帯的損害を回避するのが目的であり、実際にイスラエルの特殊部隊などで使用され、その効果は証明されているとのこと。

IMI は近年、米陸軍に対して小口径弾薬3億発の納入実績があり、その際スムーズな弾薬供給を行い米陸軍から高い信頼を得たとされている。また、米法執行機関などを対象にアメリカでの営業活動を積極的に行っており、新規ディーラーの獲得に向けて米全土に流通ネットワークを広げようとしている。

Commando Ammo 2014/12/20, 2015/01/26
Defense Update 2015/01/20
IMI 2014/01/08
Text: 弓削島一樹 - FM201501

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