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エジプト、次期主力戦闘機にフランスのラファールを選定

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エジプト、次期主力戦闘機にフランスのラファールを選定
フランスのダッソー・アビアシオン (Dassault Aviation) 社は 2 月 12 日、エジプト・アラブ共和国の次期主力戦闘機として、ラファール (Rafale) が選ばれたと発表した。

ダッソー社は 1970 年代から、エジプトにミラージュ 5 やアルファ・ジェット、ミラージュ 2000 を販売してきた実績がある。DefenseNews によれば、ラファールの購入機数は 24 機であり、またラファールと共にフリゲート 1 隻も販売されるという。
ラファールは 1980 年代から開発がはじまったマルチロール戦闘機である。当初フランスは、英国やドイツと共同で戦闘機を造ることを計画していたが、要求する性能などで合意できず脱退し、自力でラファールが造られた。なお、英国とドイツはその後、ユーロファイター・タイフーンを開発した。

ラファールは 2004 年から実戦配備がはじまり、2007 年から 2012 年にかけてはアフガニスタンで、2011 年にはリビアで、2014 年 9 月からはイラクで任務に就いている。

ラファールはこれまでに輸出の話はいくつかあったが、実際に行われるのは初めてのこととなる。交渉を続けていたブラジルは、スウェーデンのサーブ社のグリペンNGを導入する決定を下している。インドとは以前から 126 機の販売をめぐって交渉が続けられているが進展はなく、またクウェートやカタール、アラブ首長国連邦なども購入する可能性を示しているが、最終決定には至っていない。

Dassault Aviation 2015/02/12
Defense News 2015/02/15
Photo: Dassault Aviation - F. Robineau
Text: 鳥嶋真也 - FM201502

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