NEWS

ロッキード・マーティン社、レーザー兵器で 1.6 Km 離れたトラックのエンジンを破壊

海外軍事 Comments(0)
ロッキード・マーティン社、レーザー兵器で 1.6 Km 離れたトラックのエンジンを破壊
ロッキード・マーティン社は 3 月 3 日、同社が開発中のレーザー兵器システムのデモンストレーションとして、エンジンやタイヤが回っている状態の小型トラックのボンネットにレーザーを照射し、エンジンを停止させるという試験を行ったと発表した。
この試験に使われたのは Advanced Test High Energy Asset の頭文字をとって「ATHENA」と名付けられたシステムで、同社が開発している 30 kW 級の ADAM (Area Defense Anti-Munitions) レーザー兵器システムをベースとしているとのことである。レーザーの仕組みには、光ファイバーを使って光を増幅させるファイバー・レーザーが使用されている。

エンジンとタイヤを動かした状態の小型トラックに向け、1 マイル (約 1.6 km) 以上離れた場所からレーザーを発射、そしてそのレーザーは数秒でエンジン・マニホールドを貫通し、エンジンを破壊して、停止させたという。

このデモンストレーションは、30 kW 級のファイバー・レーザー兵器システムの試作機にとっての最初のフィールド・テストとなり、各種評価が行われたという。

Lockheed Martin 2015/03/03
hoto: Lockheed Martin.
Text: 鳥嶋真也 - FM201503

同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop