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ティルトローター機、まもなく市販開始 = Popular Science

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ティルトローター機、まもなく市販開始 = Popular Science
Popular Science は 3 月 11 日、ローターの角度を変えて、ヘリコプターのように離着陸し、飛行機のように飛べる、V-22 オスプレイ (Osprey) のようなティルトローター機が、まもなく市販されると報じた。

飛行機はヘリコプターより速く飛べ、燃費も良いが、離着陸には長い滑走路を必要とする。一方のヘリコプターは小さなスペースで離着陸できるけれども、飛行機よりも遅くしか飛べない。そこでティルトローター機は、ローターの角度を変えられるようにすることで、飛行機のように速く飛ぶことができる上に、ヘリコプターのように垂直に離着陸できるようにし、両者の欠点を最小にしている。
民間向けのティルトローター機を開発しているのは、欧州のヘリコプター・メーカーであるアグスタウェストランド (AgustaWestland) 社で、機体の名前はAW609 と呼ばれる。もともとは米国のベル・ヘリコプター社とボーイング社が共同で、V-22 の経験を活かして開発をはじめ、途中からベル・ヘリコプター社とアグスタウェストランド社の共同開発という形になり、さらにその後ベル・ヘリコプター社も抜けて、現在はアグスタウェストランド社のみで開発が行われている。なお、ベル・ヘリコプター社は現在、V-280 ヴァローというティルトローター機を開発している。

AW609 は最大速度 315 mph (約 500 km/h) で、また最大航続距離は 860 M (約 1,600 km) という性能をもつ。

参考:
民間で世界唯一「ハリアー訓練機」を所有する米 Nalledge 社が 2 機目を追加購入

Popular Science 2015/03/11
About AW609 / AgustaWestland
Text: 鳥嶋真也 - FM201503

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