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女性パイロットによる初の F-35 訓練飛行を実施

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フロリダ州エグリン空軍基地で、女性パイロットによる F-35 初の飛行訓練がおこなわれた。

この記念すべき訓練に臨んだのは、第 33 戦闘航空団作戦群 (Fighter Wing Operations Group) の副司令官、Christine Mau 中佐。Mau 中佐は、F-15E ストライク・イーグルのパイロットとして活躍した著名な女性パイロット。

Mau 中佐は 2011 年 3 月に、アフガニスタン Kunar 州の渓谷を舞台に、友好国の軍・アフガニスタン軍への航空支援を供給する戦闘ミッションに参加。2 機の F-15E ストライク・イーグルが参加したこの作戦は、米空軍史上で初の女性隊員だけでおこなわれたことで当時話題を集めている。
この時に編成されたチームは「Dudette 07 ("dudette" =「イケてる女性」の意) 」と呼ばれ、パイロットは勿論、作戦のプランナーやメインテナー、及び作戦そのものの実行も全て女性隊員のみで決行。米空軍史にその名を刻んでいる。

米空軍では 1976 年以来、女性パイロットによる訓練参加が認められているが、1993 年まで戦闘ミッションでの飛行参加は許されていないかった。

なお今回、Mau 中佐が F-35 戦闘機の飛行訓練を実施するに当たっては、F-35 教育訓練センター (ATC: Academic Training Center) 内にある 14 のバーチャル訓練を経て臨んでいる。

実機による飛行訓練を終えた Mau 中佐は、「F-35 ではシステムの相互作用も素晴らしく、見事な飛行がおこなえた」とし、懸案されていたヘルメット マウント ディスプレイを装着した際の飛行についても、「幾つかの調整が要るものの、その調整は容易なものであった」と感想を述べている。

33rd Fighter Wing Public Affairs / DVIDS

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