NEWS

米特殊作戦コマンド、新型無人輸送機 CQ-10B SnowGoose を採用

海外軍事
2015年5月24日、アメリカ特殊作戦コマンド(USSOCOM)が新型無人輸送機「CQ-10B」(スノーグース)を発注したことが明らかになった。

アメリカ軍では、長年、輸送機の合理化を計画しており、4年間の開発期間を経て、ついにパラグライダー式無人輸送機CQ-10Aの開発に成功した。このCQ-10Aは、すでにイラク・アフガンでの運用実績があるが、パラグライダー式のため風に弱く、有人操縦であっても、任意の場所に物資を投下することができなかったが、新型10Bは、ヘリコプター式のため、風や地形の制約を受けることがない。

ミリMONO

    loading
    ミリMONOをもっと見る
    CQ-10Bは、CQ-10Aとは異なり、ヘリコプターのように機体頂部にローターを有しているため、CQ-10Aが離陸までに最低300メートルの直線が必要であったのに対し、そのような離陸用滑走路が必要がない。

    また、一般的なピックアップトラックの荷台に載せることができるほど小型であるため、輸送機のハッチから投下し、輸送機から操縦することも、GPSにより予めプログラムされた地点までの自立飛行も可能である。また貨物の投下もCQ-10Aが30メートルの高度からの投下で、正確な地点に届けることができなかったのに対し、プロペラ式のCQ-10Bは着地した後にコンテナを取り外す方式であるため、正確にそして確実に貨物を下ろすことができ、いままで無人機による輸送が難しかった精密機器の輸送も可能となった。将来的には、特殊部隊の潜入作戦にも活用されるだろう。

    CQ-10Aは、116馬力で積載量は270kg(45kgコンテナ4個)であったので、CQ-10Bもほぼ同量の積載量と思われるが、飛行距離と速度は大幅に改善されている。(CQ-10Aの飛行距離が300km/時速60kmに対し、CQ-10Bは600km/120km)。

    2005年以来、SOCOMは、75機のCQ-10A(50万ドル/1機)を購入しているが、今後、CQ-10Bに切り替わってゆくものと思われる。運用コスト面でも1時間あたりのコストが300ドルと安いことから、災害救助部隊なども採用を検討している。


    Strategy Page 2015/05/24
    Text: 友清仁 - FM201506

    同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
    シグ社・P320の落下時の安全性を向上させる自主アップデートプログラムを提供開始
    香港の大手エアソフト販売業者にNPOAEG製エアガン「AK-12」が再入荷
    米海軍特殊部隊SEAL初の女性志願者が評価・選抜プログラムの中で脱落
    英陸軍特殊部隊SASがシリア北部に潜むダーイシュ(IS)幹部を狙った襲撃作戦に初めて「ウィングスーツ」を投入か
    米陸軍の「ゴールデン・ハープ」は救命のカギを握る重症外傷発生の1時間を最大化する
    「ライフルグレネード」を愛用するフランス軍。その理由とは?
    同じカテゴリー(海外軍事)の記事
     シグ社・P320の落下時の安全性を向上させる自主アップデートプログラムを提供開始 (2017-08-21 21:53)
     香港の大手エアソフト販売業者にNPOAEG製エアガン「AK-12」が再入荷 (2017-08-21 21:20)
     米海軍特殊部隊SEAL初の女性志願者が評価・選抜プログラムの中で脱落 (2017-08-21 15:35)
     英陸軍特殊部隊SASがシリア北部に潜むダーイシュ(IS)幹部を狙った襲撃作戦に初めて「ウィングスーツ」を投入か (2017-08-21 11:59)
     米陸軍の「ゴールデン・ハープ」は救命のカギを握る重症外傷発生の1時間を最大化する (2017-08-18 12:01)
     「ライフルグレネード」を愛用するフランス軍。その理由とは? (2017-08-18 11:42)

    この記事をブックマーク/共有する

    この記事をはてなブックマークに追加

    新着情報をメールでチェック!

    ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

    [入力例] example@militaryblog.jp
    登録の解除は →こちら

    ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

    PageTop