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78 歳のドイツ人コレクター宅の地下倉庫からナチスドイツ時代のパンター戦車を発見、警察が強制捜査で押収

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78 歳のドイツ人コレクター宅の地下倉庫からナチスドイツ時代のパンター戦車を発見、警察が強制捜査で押収
第二次大戦下のナチス・ドイツの戦車や高射砲などが、ドイツ北部のハイケンドルフにある邸宅の地下倉庫で発見、警察の強制捜査により押収された。

これは、今年初めに盗まれた、ナチスの美術品を捜索する際に見つけたもので、今回の捜査で押収されたのは、V 号戦車パンター (Panzerkampfwagen V Panther tank) や 88mm 対空高射砲、魚雷などが伝えられている。なお、所有者は 78 歳、年金受給のコレクターで、ご近所ではこれらのコレクションは周知の事実だったとされる。

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所有者宅の地下倉庫に眠っていた戦車は、45 トンにも及ぶ巨漢であるため押収作業は難航。陸軍の工兵など 20 名の兵士が召集され、作業は 9 時間にも及んでいる。

ドイツでは、軍装備の管理に関する法律が厳しく定められており、検察は所有者のこれらコレクションが法律 (Germany's War Weapons Control Act) に抵触するかを調査するとしている。一方の所有者の弁護士は「コレクションはもはや武器として機能していない」と主張しているとのこと。

パンター戦車は、ソビエト T-34、KV-1 戦車と対抗する為、第二次大戦下に設計された戦車で、その主砲にはラインメタル・ボルジッヒ (Rheinmetall-Borsig) の 75mm 砲が搭載されていた。6,000 輌以上が製造されたが、その内の僅かに 50 輌ほどが博物館などで保管されていると考えられている。

The Local 2015/07/02

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この記事へのコメント
日本でも数量しか生産されなかった中戦車を連合軍に押収されないために、どこかの湖に沈められているってニュースでやってたな
Posted by 洗車大好き | at 2020年05月11日 19:42
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