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透明マントの新素材を開発する米大学の研究

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魔法使いでもない限り、物体を透明にすることは難しいことだ。たとえ「物体を隠す装置」というものがあったとしても、それは、大きくかさばるもので、せいぜい何か小さく軽いものを隠せるだけだ。しかし今、新たな研究により、丈夫で軽い「透明マント」が開発されつつある。

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カリフォルニア大学サンディエゴ校では、じゅうたん状の透明マントを開発している。原理は、物体を覆うと同時に、あたかも平面に見えるかのように、マントが光を反射するのだ。(目の錯覚を起こさせる) 

このマントは、金属の骨格上の構造に代わって2つの誘電体材料、テフロンの下地に円柱状のセラミックを採用している。セラミックは高い屈折率を持つ一方で、テフロンの屈折率は低い。この2つが合わさると、メタマテリアル(metamaterial)となり、通常とは異なった方法で光を屈折させることができる。

研究チームは、円柱の高さを変えることで、光の屈折率がさまざまに変化し、あたかも平面のように見せることができると説明している。

メタマテリアルとは? / Wikipedia

UC San Diego 2015/07/07
Text: 友清仁 - FM201508

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