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米空軍、2018 年に無人航空機 MQ-1 プレデターの全機退役を計画。後継は MQ-9 リーパーに

海外軍事
米空軍は、20 年以上に渡って運用してきた無人航空機 (UAV: Unmanned Aerial Vehicle) である MQ-1 プレデター (Predator) を、全機退役とする方針を固めた。2018 年にもその作業を終え、後継には MQ-9 リーパー (Reaper) が担うこととなる。

プレデターの退役については、リーパーの運用当初から計画されていたものだが、偵察や監視、攻撃など、軍事作戦の様々な側面において、無人機の投入に拍車が掛かったことを受けて運用が続けられてきた背景がある。

今回の退役計画に伴い、プレデターの機体本体は 2018 年以降は用済みとなってガラクタ置き場 (boneyard) 行きとなるが、使用されてきた地上管制システムなどの設備については、リーパーの支援にも再利用される見込み。
ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ (GA-ASI: General Atomics Aeronautical Systems) が開発した RQ-1 プレデターは、1996 年 4 月に米国防総省が空軍向けオペレーティングサービスとして採用。当時、国防総省内で付けられた頭文字の「R」は偵察機を意味する「Reconnaissance aircraft」に由来したもので、後に多用途を意味する「M (Multirole) 」に置き換えられている。(「Q」は遠隔操作式の航空システムを意味している)


Image: Military Blog
RQ-1 が MQ-1 へと呼び換えられたのは 2002 年。AGM-114 ヘルファイア ミサイルでの武装が可能となり、偵察・監視の他に近接航空支援、ターゲットの阻止が可能になっている。現在までに 360 機以上が製造されているが、損耗により空軍での登録は僅か 145 機を残すまでとなっている。

一方、プレデターの後継となるリーパーについては、2007 年に運用が始まった無人航空機で、機体は全体的に大型化されており、長い航続距離と高い監視能力、ペイロードの向上に伴う攻撃能力の拡充が図られている。

空軍での無人航空機の運用については、その過密なスケジュールから交代パイロットの不足が懸念されている。今回、より機体が大きく、運用効率の高いリーパーへ全機更新することで、パイロットの人員不足改善にも繋がることが見込まれている。

Flight Global 2015/08/14

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