発売直前!LayLax社にKRYTACの電動ガン速攻フォトレビュー
実銃メーカーが実銃と同じ設備を使用して自社モデルのエアソフトガンバージョンを作る……KRISS社のエアソフトガンブランド「KRYTAC」はそんなレアさと品質の高さでニュースとなったが、今回、日本総代理店の権利を取得しまさに出荷作業真っ最中であったLayLax本社で、KRYTACブランドの新製品を取材することができた。
KRISS社はスイスとアメリカに拠点がある総合銃器メーカーであり、KRYTACはKRISSが展開するブランドである。当初KRYTACは北米・欧州向けに展開が予定され、アジア圏での展開は予定されていなかった。そこでLayLax側が交渉を重ね、今回のリリースにつなげることができたという。
今回発売される「TRIDENT」シリーズは、最もベーシックな「AR-15系」の電動ガン。銃身長やストックなどを変えつつ合計5種のバリエーションが展開している。擬似ブローバックやリコイルメカこそ搭載していないが、いずれも実に質感の高い仕上がりとなっている。
LayLax (ライラクス) 公式サイト
http://www.laylax.com/
KRISS社はスイスとアメリカに拠点がある総合銃器メーカーであり、KRYTACはKRISSが展開するブランドである。当初KRYTACは北米・欧州向けに展開が予定され、アジア圏での展開は予定されていなかった。そこでLayLax側が交渉を重ね、今回のリリースにつなげることができたという。
今回発売される「TRIDENT」シリーズは、最もベーシックな「AR-15系」の電動ガン。銃身長やストックなどを変えつつ合計5種のバリエーションが展開している。擬似ブローバックやリコイルメカこそ搭載していないが、いずれも実に質感の高い仕上がりとなっている。
まずは最も大型の「TRIDENT LMG ENHANCED」から。その名の通り機関銃型のバリエーションである。
通常のAR-15のロアレシーバーに機関銃仕様のアッパーレシーバー。実銃のモデルは存在しないが、似たような分隊支援火器風AR-15はよく見かける。
レバーやフィードカバーはいずれも可動。ダミーのカートリッジベルトを挟み込むためのくぼみが見える。
右後方から。アッパーレシーバーは肉厚もあり、重厚な質感である。
ハイダーは樹脂製。北米・欧州向け仕様のオレンジ色のキャップから急遽変更されたため。
「LMG ENHANCED」のハンドガードについても、モデルとなった実銃用部品はない。しかKEYMODホールはレプリカにありがちな穴を開けただけのものではなく、規格通りにテーパー加工された本格的なもの。
ストックパイプはポジションナンバーが入っている。
KRYTACの刻印。レシーバーはアルミの塗装仕上げ。真っ黒ではなく若干グレーが入ったようなカラー。
モーターカバーのコーナー部分のフチを見ても分かる通り、グリップもかなり細い作り。
トリガーガードは全モデル共通。
「LMG ENHANCED」にはモータードライブの多弾マガジンが付属する。
かなりの弾数を携行できるようだ。
次は最も短いモデルとなる「TRIDENT SDP」
いわゆる「ARピストル」カスタム風のモデルである。小型ながら外装、手に触れる部分がほとんど金属なのでかなりずっしりとした質感となる。
いずれのモデルもコッキングハンドルを引くとイジェクションポートが開き、ホップ調整が可能となっている。チャンバーはファイバーの入った樹脂製の硬い感じのもの。回転方向が銃身に対して垂直なクリック式のダイヤルなのでゆるみにくい。
イジェクションポートはハンドルを引くと開きっぱなしになり、こちらのボルトストップを押すとパチンとスプリングのテンションで閉じる。リコイルやブローバック動作はないが、操作できる部分が多いのは嬉しい。
巨大なマズルフェイス。
パイプエンドは六角ボルトで固定されており、これを外してバッテリーを交換する。
そして最もベーシックなカービンモデルは、短い方から「TRIDENT PDW」「TRIDENT CRB」「TRIDENT SPR」の3種類が用意された。
「TRIDENT PDW」はアイアンサイトなし。いわゆる7インチバレルモデル。ストックもパイプフレームの短い伸縮ストックとなる。
「TRIDENT CRB」はアイアンサイトが付属の10インチバレルモデル。伸縮ストックはKRYTACオリジナルデザインのもの。
カービンモデルの中では最も長い「TRIDENT SPR」。
いずれもハンドガードは、実銃用パーツを制作しているKRISS社のブランド「デファイアンス」のもの。「首」は海外製でよくある規格のものなのでハンドガードの交換自体は「可能」だそうだが、強力に固定されているため作業はかなり大変らしい。
レイルはナンバー入り。刻印された上でホワイトペイントが入っている。ハンドガード、ストックパイプとも取り付け剛性はかなり高い。すべての銃について振り回したり揺すってみたりしたものの、パーツの振れやガタつきを感じ取ることができず、1本の棒のようであった。
実銃用と同じ設備を使って生産・仕上げを行っているが、あくまでエアソフトガン用の設計のものである。
標準のマガジンは30連型の多弾マガジン。
ごくごく普通に「きれい」な作りで海外製であることを感じさせない。
ストック内部。
付属するアイアンサイトは、M16A2のハンドルからサイトポストだけを落としたようなデザイン。これも実銃で似たものが存在する。
フロントサイト。
ハイダーは全モデル共通デザインの樹脂製だが、今後別パーツでの展開も予定されているとのこと。取り付けはM14逆ネジなので、市販のものに取り替えることもできる。
レールやKEYMODホールのサイズは気になる所。こちらはLayLaxの社員さんの私物の実銃用アクセサリーであるが、ピカティニー・レール、KEYMODホールともまったく問題なく使用できるという。
「TRIDENT SPR」はタンとフォリッジグリーンの2色でカラーバリエーションも展開。
まず金属部品・樹脂部品とも外見の作りは申し分ない。もちろん元となる実銃が存在しない「架空銃」なので、実銃の精密な再現を求めるコレクターには向かないが、サバイバルゲームなどで使うには問題がない。日本製のような完璧さはないものの、加工のよさも十分に及第点以上といえる。特に剛性は素晴らしいものだった。
内部メカの耐久性についてはサバイバルゲームに投入してテストを続けているそうだが、約2万5千~3万発ほど撃った現時点では目立った異常は感じられていないとのこと。命中精度や連射速度も問題のない水準ということである。この個体でのドライファイアを試すことが出来たが、ギア鳴りやイレギュラーな振動など、妙な兆候は見られなかった。上級者は外装の剛性を活かしてのカスタムが楽しめるのではないか。
LayLax社は、コンプリートガンの取り扱いは今回が始めて。KRYTACも今回の日本でのリリースについてはアジア圏初ということで相当に力を入れているが、それにふさわしい高品質なモデルといえるのではないだろうか。
KRISS社といえば、近未来的な外観とリコイル抑制機構「Super V」で知られる最新型サブマシンガン「Vector」である。KRYTACでの電動ガン化は現在進行中だがTRIDENTシリーズの完成度を見る限り、こちらもかなり期待できるモデルとなりそうだ。
KRISS社の短機関銃「Vector」の電動ガン化がKRYTACで進行中 - ミリブロNews
通常のAR-15のロアレシーバーに機関銃仕様のアッパーレシーバー。実銃のモデルは存在しないが、似たような分隊支援火器風AR-15はよく見かける。
レバーやフィードカバーはいずれも可動。ダミーのカートリッジベルトを挟み込むためのくぼみが見える。
右後方から。アッパーレシーバーは肉厚もあり、重厚な質感である。
ハイダーは樹脂製。北米・欧州向け仕様のオレンジ色のキャップから急遽変更されたため。
「LMG ENHANCED」のハンドガードについても、モデルとなった実銃用部品はない。しかKEYMODホールはレプリカにありがちな穴を開けただけのものではなく、規格通りにテーパー加工された本格的なもの。
ストックパイプはポジションナンバーが入っている。
KRYTACの刻印。レシーバーはアルミの塗装仕上げ。真っ黒ではなく若干グレーが入ったようなカラー。
モーターカバーのコーナー部分のフチを見ても分かる通り、グリップもかなり細い作り。
トリガーガードは全モデル共通。
「LMG ENHANCED」にはモータードライブの多弾マガジンが付属する。
かなりの弾数を携行できるようだ。
次は最も短いモデルとなる「TRIDENT SDP」
いわゆる「ARピストル」カスタム風のモデルである。小型ながら外装、手に触れる部分がほとんど金属なのでかなりずっしりとした質感となる。
いずれのモデルもコッキングハンドルを引くとイジェクションポートが開き、ホップ調整が可能となっている。チャンバーはファイバーの入った樹脂製の硬い感じのもの。回転方向が銃身に対して垂直なクリック式のダイヤルなのでゆるみにくい。
イジェクションポートはハンドルを引くと開きっぱなしになり、こちらのボルトストップを押すとパチンとスプリングのテンションで閉じる。リコイルやブローバック動作はないが、操作できる部分が多いのは嬉しい。
巨大なマズルフェイス。
パイプエンドは六角ボルトで固定されており、これを外してバッテリーを交換する。
そして最もベーシックなカービンモデルは、短い方から「TRIDENT PDW」「TRIDENT CRB」「TRIDENT SPR」の3種類が用意された。
「TRIDENT PDW」はアイアンサイトなし。いわゆる7インチバレルモデル。ストックもパイプフレームの短い伸縮ストックとなる。
「TRIDENT CRB」はアイアンサイトが付属の10インチバレルモデル。伸縮ストックはKRYTACオリジナルデザインのもの。
カービンモデルの中では最も長い「TRIDENT SPR」。
いずれもハンドガードは、実銃用パーツを制作しているKRISS社のブランド「デファイアンス」のもの。「首」は海外製でよくある規格のものなのでハンドガードの交換自体は「可能」だそうだが、強力に固定されているため作業はかなり大変らしい。
レイルはナンバー入り。刻印された上でホワイトペイントが入っている。ハンドガード、ストックパイプとも取り付け剛性はかなり高い。すべての銃について振り回したり揺すってみたりしたものの、パーツの振れやガタつきを感じ取ることができず、1本の棒のようであった。
実銃用と同じ設備を使って生産・仕上げを行っているが、あくまでエアソフトガン用の設計のものである。
標準のマガジンは30連型の多弾マガジン。
ごくごく普通に「きれい」な作りで海外製であることを感じさせない。
ストック内部。
付属するアイアンサイトは、M16A2のハンドルからサイトポストだけを落としたようなデザイン。これも実銃で似たものが存在する。
フロントサイト。
ハイダーは全モデル共通デザインの樹脂製だが、今後別パーツでの展開も予定されているとのこと。取り付けはM14逆ネジなので、市販のものに取り替えることもできる。
レールやKEYMODホールのサイズは気になる所。こちらはLayLaxの社員さんの私物の実銃用アクセサリーであるが、ピカティニー・レール、KEYMODホールともまったく問題なく使用できるという。
「TRIDENT SPR」はタンとフォリッジグリーンの2色でカラーバリエーションも展開。
まず金属部品・樹脂部品とも外見の作りは申し分ない。もちろん元となる実銃が存在しない「架空銃」なので、実銃の精密な再現を求めるコレクターには向かないが、サバイバルゲームなどで使うには問題がない。日本製のような完璧さはないものの、加工のよさも十分に及第点以上といえる。特に剛性は素晴らしいものだった。
内部メカの耐久性についてはサバイバルゲームに投入してテストを続けているそうだが、約2万5千~3万発ほど撃った現時点では目立った異常は感じられていないとのこと。命中精度や連射速度も問題のない水準ということである。この個体でのドライファイアを試すことが出来たが、ギア鳴りやイレギュラーな振動など、妙な兆候は見られなかった。上級者は外装の剛性を活かしてのカスタムが楽しめるのではないか。
LayLax社は、コンプリートガンの取り扱いは今回が始めて。KRYTACも今回の日本でのリリースについてはアジア圏初ということで相当に力を入れているが、それにふさわしい高品質なモデルといえるのではないだろうか。
KRISS社といえば、近未来的な外観とリコイル抑制機構「Super V」で知られる最新型サブマシンガン「Vector」である。KRYTACでの電動ガン化は現在進行中だがTRIDENTシリーズの完成度を見る限り、こちらもかなり期待できるモデルとなりそうだ。
KRISS社の短機関銃「Vector」の電動ガン化がKRYTACで進行中 - ミリブロNews
Photo & report: dna_chakaLayLax (ライラクス) 公式サイト
http://www.laylax.com/
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