TIMEX が米軍仕様のミリタリーウォッチ、Camper の復刻版を発売

エアソフト・サバゲー・実銃・アウトドア関連 2015年12月11日 12:08 Comments(0)

TIMEX オリジナルキャンパー

1854年創業の米国ウォッチブランドＴＩＭＥＸ（タイメックス：日本総輸入元 DKSHジャパン株式会社）は、1980年代に発売された米軍仕様のミリタリーウォッチをベースにした「Camper（キャンパー）」の復刻版1モデルを新発売しました。

ベトナム戦争時に開発された、戦地での使用に耐え得る耐久性を備えながら修理や電池交換などを必要としない手巻き式のディスポーサブル・ウォッチ（使い捨て時計）は、視認性や堅牢性の高さなど実用性に優れたものでした。戦後は民間でもこれらの時計に必要な機能を兼ね備えたものとして市販品の需要が高まり、TIMEXは1980年代にこの米軍仕様のミリタリーウォッチ「Camper」の販売を始めます。

1990年には現在も「Camper」の名で販売されているムーブメントをクォーツに、ケースをより現代的に変更したモデルを発表し、その来歴の確かさと実用性の高さからミリタリーウォッチの枠を超えたTIMEXの定番モデルとして親しまれています。

今回の復刻版は、1980年代に発売された「Camper」をオリジナルとしたもので、当時の手巻き式ムーブメントが現在は製造できないことからクォーツムーブメントを採用しているものの、ドーム型のプラスチック風防、文字盤やケースなどの外装は、当時の時計を忠実に再現しています。図面が紛失していたことから、復刻にあたっては3Ｄスキャンなどを活用、ケースはミリ単位以下の調整を施し当時のブランドロゴや裏蓋などの細部にまで注意が払われました。

この1980年代の「Camper」が復刻されるのはTIMEXの歴史でも初めてで、2014年に創業160周年を迎えた同社が、ディテールやヘリテージに重きを置く日本市場の要請に応える形で復刻が実現しました。

機能的で凡用性が高く、大衆的な時計だからこそ生まれてくる価値に焦点を当てた今回の復刻版は、他国でも話題となり2016年にはTIMEXが展開する日本以外のマーケットでも販売されます。