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英・特殊部隊 SAS スナイパー、1Km 先の壁を貫通させて狙撃。3 名の敵戦闘員を排除し 20 名の市民を解放

海外軍事
イラクで展開中の英陸軍特殊部隊 SAS (Special Air Service: 陸軍特殊空挺部隊) のスナイパーが、1 キロメートル離れたところから建屋に立て籠もっていた複数名のダーイッシュ (IS, Islamic State, ISIS, ISIL) 戦闘員の排除に成功した。英紙デイリー・スター (Daily Star) が伝えた。

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舞台となったのは、イラク中央にあるアンバール県の都市ラマディ。激戦が繰り広げられているこの市街地で、英雄的活躍をした当該 SAS の「曹長 (staff sergeant) 」は、イラク陸軍の軍事顧問として活動していたエリートチームのメンバー。

建屋の中には爆弾を持ったダーイッシュ戦闘員の潜伏が確認されており、空爆やロケット攻撃といった選択肢も考えられていた。しかしそうした攻撃手法を使った場合に、「人間の盾」となった多数の罪無き人々の巻き添えが懸念されていた。

そこで状況を打破するために考えられたのが、「壁を貫通させての狙撃」だった。

SAS スナイパーは問題の建屋から 1,000 メートルほど離れた別の建屋に上り、敵の拠点を目掛けて発砲。仲間の隊員 3 名が 6 つの弾倉サポートをおこなう中、30 発ほど放たれた内の 1 発が、敵の潜む建屋の壁を完璧なまでに破壊した。

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    使用された「50 口径のバレット・ライト (Barrett Light .50 cal rifle) 」は、10 発の弾丸供給を可能とする大容量の弾倉と、最大で 1,800 メートルの射程を持ち、車輌や軽装甲をも破壊することが可能。

    後に SAS とイラク軍がその建屋を襲撃したところ、内部はアーマーピアシング弾によって 10 インチ (=約 25 センチメートル) の壁を貫通する壊滅的な効果の下、ターゲットとなったダーイッシュ戦闘員らが壁諸共に粉砕され、内部一面がカオスな状況になっていたという。

    この攻撃でダーイッシュ戦闘員 3 名が死亡、20 名ほどの一般市民が解放されたとしている。

    Daily Star Sunday 2016/01/03

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