なぜ水中では近距離から撃たれても平気なのか?研究者が自らの体を張った射撃試験を実施

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ノルウェーメディアの科学実験チャンネルで、アサルトライフルを使った水中での至近距離からの射撃試験の様子が公開された。

水がたっぷりと張られたプールの中に、被験者の男性と手の届きそうなところ (目測 2.5 メートルほど) に、実弾を装填し固定されたアサルトライフルの装置が設置。男性の手にはライフルのトリガーに繋がったロープが握りしめられ、ロープを引くことで発射される仕組みとなっている。

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物理学者のアンドレアス・ワール (Andreas Wahl) 氏がおこなった、この体を張った試験では、空気に対して 800 倍以上も高い水の密度に阻まれ、弾丸は発射から 2 メートルほどの距離で力なく失速。水中に仕掛けられた高感度のカメラが捉えたその映像には、発射の轟音と共に、力強く水中を切り裂いて進む弾丸の様子が記録されている。

「水の分子は、空気中と比べてより密接に繋がり合っている。その為、水中における物体の移動は、空気中と比べて難しい」そう述べていたワール氏だが、銃口を目前に緊張した面持ちとなっていた。試験を無事終え、安堵の表情を浮かべた後、プールの底に沈んだ弾丸をまるで何かのトロフィーをかざすように、頭上高く拾い上げている。

水中で物体が移動する際には、その移動方向とは逆向きに力の抵抗を受ける。水の粘性は空気の約 44 倍、また水の密度は空気の約 827 倍ある。その為、水中での運動は、同速度、同形状の物体を動かした場合でも、陸上の約 19 倍の粘性抵抗を受けることになる。

NRK Viten 2016/01/24

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