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英軍特殊部隊「SAS」が女性伝統衣装「ブルカ」を着用してダーイッシュ (IS) の本拠地ラッカ襲撃作戦を決行

海外軍事

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女性に扮した英軍の特殊部隊員が、ダーイッシュ (IS, Islamic State, ISIS, ISIL) の拠点に侵入し、襲撃する大胆不敵な作戦を決行した。

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英紙デイリースター (Daily Star) によると、この襲撃作戦の舞台となったのは、ダーイッシュが「首都」と定めるラッカ。処刑人、「ジハーディ・ジョン (Jihadi John) 」ことモハメッド・エムワジ (Mohammed Emwazi) 容疑者が無人機の攻撃により爆死したことでも知られるこの地で、3 週間ほど前に起きたことが明かされている。

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    英軍は 8 名から成る対テロ特殊部隊 SAS (Special Air Service) の分隊を送り込んだ。イスラム圏における女性の伝統衣装である「ブルカ (Burqa) 」を着用し、そのゆったりとした衣装の中に襲撃用の銃器・弾薬、手榴弾などを隠し持っていたと云う。

    頭から足までをすっぽりと覆うブルカを着ることで見た目を騙し、「ダーイッシュ幹部の妻達」だとして敵本拠地を素通りしていた。

    ブルカを身に纏った SAS 一行は、紛争地で定番となったトヨタ製ピックアップトラックを使って移動。作戦現場に到着すると、乗り付けた車輌から飛び出し、覆っていたブルカを捲り上げてその姿を現した。意表を突かれ、呆然とする数名のダーイッシュ戦闘員に脇目も触れず弾丸を撃ち込み、逃げる暇を与えなかった。1 名のダーイッシュ戦闘員が射殺され、2 名が敗走。僅かの時間に起きた出来事ながらも、SAS にとっては、ダーイッシュ戦闘員との銃撃・退避に十分な時間を得ることができたようだ。

    また、上空彼方を飛行している米空軍の早期警戒管制機 (AWACS) も通信協力をおこない、無人攻撃機リーパーと連携していた。強力なヘルファイアーミサイルを建屋に撃ち込み、ダーイッシュ幹部やその戦闘員らを殲滅している。

    突然起きたこの出来事に、ダーイッシュ戦闘員に与えた衝撃の大きさが窺い知れる。

    爆発音を聞き付けたダーイッシュ戦闘員が道路へ飛び出し、ブルカを着た戦闘集団を発見。身の危険を感じた SAS が銃撃を加え、数名の戦闘員を排除している。

    前述のデイリースターによると、「SAS はミサイル攻撃の直後に車両を使って現場を離脱している」「夜間外出禁止の 1 時間ほど前となる夕方の出来事だった。その為、通りに出ていたのは僅かな人々だけであった」とのこと。

    映画さながらの大胆不敵な襲撃作戦を実行した SAS が、目下のところターゲットに定めているのは、ジハーディ・ジョン容疑者の後釜的存在である、元ロンドン市民で現在お尋ね者となったシドハサ・ダー (Siddhartha Dhar) (32 歳) 容疑者。

    対ダーイッシュの特殊作戦について、SAS や SBS (Special Boat Service, 海兵隊特殊舟艇部隊)、米国の特殊部隊との連携が加速すると考えられている。

    Daily Star 2016/01/17

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