米リヴィジョン (Revision) 社製 高性能ゴーグルの劣悪コピー品販売で中国人が囮捜査の末に逮捕
中国人ビジネスマンらが米国リヴィジョン (Revision) 社製の高レベル アイプロテクション・ゴーグルのニセモノを販売したとして、コロラド州デンバー警察に逮捕された。
捜査当局は、米陸軍による購入を装った囮 (おとり) 捜査を実施。ダニエル・ゴング (Daniel Gong) ことゴング・ペイウェン (Gong Peiwen) 容疑者ら一味が御用となっている。押収された製品は一見するとリヴィジョン社の製品に見え、同等の防護レベルがあるかの如く謳っていたが、性能はチャイナ製の劣悪なコピー品だった。
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米バーモント州エセックス・ジャンクションを本拠地とし、52,000 平方フィート (=約 4,836 平方メートル) もの広大な施設を持つ Revision Military 社は、現 CEO の ジョナサン・ブランシャイ (Jonathan Blanshay) 氏により 2001 年に創業。同社は兵士向け各種システムにおける機能性の向上や、その統合を図るための革新的な開発を手掛けており、現在は従業員 200 名程の企業となっている。米国本社の他、カナダに支社を、またその他各国向けの窓口としてフランス法人も抱えている。
主要製品は、バリスティックのアイウェアおよびゴーグルと、VIPER・BATLSKIN ヘルメットで、2014 年 4 月に発表された TALOS 計画の参画企業にもノミネートしている。USSOCOM では TALOS について、当初の 4 年間を研究開発目的に充て、2018 年までに特殊部隊員への配備を始めたい考えを示している。
ペイウェン容疑者と Guangzhou Botai Optical Visor Co., Ltd. の共同経営者である Jiang Xingde、Jiang Xinglin 兄弟、Crystal Ding こと Ding Xiaoxia 容疑者らは、偽造、腐敗商行為 (corrupt business practice)、窃盗など 6 つの罪状で起訴されている。
Revision Military 2016/02/01
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