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米陸軍、より軽量で快適に動作できる新型の保護ベストとコンバットシャツを開発。2019 年に配備を計画

海外軍事

The new Soldier Protection System is being designed to provide soldiers with as much as a 14% more weight savings than the current soldier protective equipment.

Posted by Military.com on 2016年2月11日
米陸軍は、兵士の重量負荷を軽減し、より快適な動作の実現を目的とした、新たな保護ベストとコンバットシャツの開発を進めている。Military.com が伝えた。

この新たな「兵士保護システム (SPS: Soldier Protection System) 」は、現行の IOTV (Improved Outer Tactical Vest) が 31ポンド (=約 14 キログラム) もの重量があるのに対して、最大で約 14% 相当に当たる 4.3 ポンド (=約 2 キログラム) の軽量化を図ることが可能。モジュラーシステムにより、用途に応じて重量負荷の軽減を図ることが出来る特徴を持つ。

また、降車兵向けに支給されている流線型にデザインされたプレキャリシステム (Soldier Plate Carrier System) は、前後と両サイドの防弾プレートを装着した状態でも、僅か 22 ポンド (=約 10 キログラム) に満たない。

SPS の一部となる新型 MSV (Modular Scalable Vest) は、IOTV と比べて流線型に際立ったデザインとなっており、兵士は作戦展開時の脅威レベルに応じて、正面、背面、両側面のライフル弾用防弾プレートの装着が可能となる。そして、IOTV に実装されている QRS (Quick-Release System) 以上に簡略化されたリリースシステムを持つことも特徴に挙げられている。

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    中でも、SPS の最も顕著な特徴は、新型のバリスティック・コンバットシャツ (BCS: Ballistic Combat Shirt) の存在が挙げられている。BCS は、ハーフジッパーを有した「立ち襟 (マンダリン・カラー) 」のコンバットシャツ。従来のソフトアーマーと等しい性能を持ち、首や肩と、胸部・背部の上面を 9mm 弾や爆発により飛散する破片から保護するだけでなく、シャツの下の部分はより呼吸がし易く、耐火性に優れた素材が使用されている。

    イラク戦争初期、敵の路傍爆弾 (IED) による破片の飛散で多くの兵士の損耗に頭を抱えていた米陸軍は、肩や上腕部を護る DAP (Deltoid Axillary Protectors) システムを開発。しかし、それは大きく嵩張っていたことから、車輌から飛び出し、咄嗟に伏せることが出来ず、現場の兵士の間で不評を買っていた。陸軍はこの新たなシステムが、DAP の需要を排除するものと自信をみせている。

    陸軍では 2019 年にも、この新たなベストと BCS を着用した兵士を戦場へ送りたい考え。

    Military.com 2016/02/11

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