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Textron Systems の軽量小火器技術「LSAT」トレーラー

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テキストロン・システムズ (Textron Systems) 社が、米海軍 ONR (Office of Naval Research, Arlington, VA) と、陸軍 ARDEC (Army Armament Research, Development and Engineering Center) 麾下・JSSAP (Joint Service Small Arms Program Office) の共同案件で開発が進められている軽量小火器技術「LSAT (Lightweight Small Arms Technologies) 」に関するトレーラーを公開した。

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Textron Systems の軽量小火器技術「LSAT」トレーラー
Photo: Lightweight Small Arms Technologies (LSAT) Brochure / Textron Systems
LSAT で使用されるテレスコープ弾 (CTA: Cased Telescoped Ammunition) は、従来型の弾薬と異なり、弾丸が薬きょう内に埋め込まれた構造を持つ。その為、弾薬長が短くなり、コンパクト化を図ることができる。また、弾薬の装填に要する時間の短縮にも繋がり、収納効率の向上を図ることも期待できる。

Textron Systems の軽量小火器技術「LSAT」トレーラー
Photo: Lightweight Small Arms Technologies (LSAT) Brochure / Textron Systems
映像では、テレスコープ弾と従来使われてきた弾薬との比較を紹介しており、重量面では最大 47%、体積で最大 40% の削減が示されている。また、中盤にはアニメーションを使って弾薬がチャンバーに供給され、薬きょうが放出されるメカニズムを解説している。

2011 年 9 月、ジョージア州フォート・ベニングの機動演習戦闘研究所 (Maneuver Battle Lab) において、18 日間に渡る軍用適合性評価 (MUA: Military Utility Assessment) が実施。25 名の兵士により、テレスコープ弾対応の軽機関銃 8 挺と専用弾薬 25,000 発を投入した評価試験がおこなわれており、デモンストレーションを通じて、劇的な重量軽減、精度・威力や操作性、人間工学面での向上が挙げられている他、保守管理、兵站面での利点についても列記されている。

textronsystems 2016/03/01

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