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欧州における違法な武器の入手経路にボスニアの名が挙げられている。

国連が 2015 年に発表した調査報告によると、ボスニアを出所とする武器・弾薬については、西欧州、とりわけイギリス、フランスとスカンジナビア諸国 (フィンランド、スウェーデン、ノルウェー) に流出している。

また、ボスニアの非営利団体がおこなった調査によると、国内には違法な銃火器、少なくとも 750,000 挺が存在していると考えられている。これは人口 380 万人に対して、その少なくとも 20% が何等かの武装をしている計算になる。

これら違法な武器については、①多くの場合は古びており作動の信頼性に欠け、②子供ですら触れてしまう可能性のあるセキュリティーのなされていない場所に保管され、③闇市場や犯罪組織へ供給されているといった問題を抱えている。

違法な武器の追跡調査をおこなったところ、95% が犯罪に使用されている実情が浮き彫りになっている。

Balkan Insight 2016/04/06