戦術面で幅広い可能性?空中を自由に飛行できる新型「ホバーボード」のテスト飛行が公開
水圧を利用してヒトが空を飛ぶことのできる「フライボード (Flyboard) 」から、新型のジェットボード「フライボード・エア (Flyboard Air) 」が登場。そのテスト飛行の映像が公開された。
フランスのゼパタ・レーシング (Zapata Racing) が開発するフライボード・エアでは、ジェットタービンエンジンの推力を利用することで、①水の噴射を必要としないため水の無い内陸地での利用がおこなえ、且つ②ホースが取り払われたことにより飛行時の自由度が飛躍的に拡大している。
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⇒米陸軍での「ホバーバイク」の実用化に向けた企業の戦略提携が発表
なお、米国の技術ニュースサイト「バージ (The Verge) 」がおこなったインタビューによると、「内部には 250 馬力を生み出すエンジン× 4 発 (= 1,000 馬力) を搭載している」とのこと。また、「個々のエンジンは推進方向を変更することが出来る他、飛行自体は 1 発が不調となっても、残り 3 発のエンジンだけでもおこなえる」といった冗長化が図られている様子も語られている。
フランスのゼパタ・レーシング (Zapata Racing) が開発するフライボード・エアでは、ジェットタービンエンジンの推力を利用することで、①水の噴射を必要としないため水の無い内陸地での利用がおこなえ、且つ②ホースが取り払われたことにより飛行時の自由度が飛躍的に拡大している。
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なお、米国の技術ニュースサイト「バージ (The Verge) 」がおこなったインタビューによると、「内部には 250 馬力を生み出すエンジン× 4 発 (= 1,000 馬力) を搭載している」とのこと。また、「個々のエンジンは推進方向を変更することが出来る他、飛行自体は 1 発が不調となっても、残り 3 発のエンジンだけでもおこなえる」といった冗長化が図られている様子も語られている。
ゼパタ・レーシングの公式サイトによると、4 年の歳月を掛けて開発された「独立推進ユニット (IPU: Independent Propulsion Unit) 」により、理論上、「東京スカイツリー 5 個分近い高さとなる、約 10,000 フィート (= 3,048 メートル) の上昇がおこなえる」としている。また、「移動時の最高速度は時速 150 キロメートルに達し」「飛行可能時間は 10 分間である」ことが記述されている。
(映像中のテストでは、飛行時間 3.55 分、最大速度 55 キロメートル / 時)
また、公開された映像では離陸時のシーンこそ映されていないものの、チームが開発した飛行安定用の特別なアルゴリズムの賜物で、空中での安定感はもちろんのこと、片手に握られた操縦桿を使って、着陸時にも極めてピンポイントのエリアにおこなえる様子が収められている。ちなみに、操縦者は創設者でもあるフランキー・ザパタ (Franky Zapata) 氏で、ウォーターアクティヴィティとして人気の水圧式ジェットボードのチャンピオンでもある、この分野の第一人者。ゼパタ氏曰く「このフライボード・エアを乗りこなすには、以前の水圧版フライボードで少なくとも 50 ~ 100 時間の操縦経験を必要とするだろ」と語っており、映像のように華麗な飛行はそうそう簡単におこなえるものではなさそうだ。
なお、現在のところはレジャー・アクティビティ用途がメインとなりそうだが、今回公開された試験映像に反応して海外の軍事情報サイトでは、「エアボーン部隊は空から降下するだけでなく、逆に上空へ戻ることになるかもしれない」「海兵隊における迅速な上陸作戦での利用」や「隊員を歩道から建物の屋上へ緊急展開させる」など、その戦術面での幅広い可能性から、将来的な軍事分野での利用も囁かれている。
ゼパタ・レーシングは、今年中のどこかのタイミングで市場に投入を図りたい考えを示している。
(映像中のテストでは、飛行時間 3.55 分、最大速度 55 キロメートル / 時)
また、公開された映像では離陸時のシーンこそ映されていないものの、チームが開発した飛行安定用の特別なアルゴリズムの賜物で、空中での安定感はもちろんのこと、片手に握られた操縦桿を使って、着陸時にも極めてピンポイントのエリアにおこなえる様子が収められている。ちなみに、操縦者は創設者でもあるフランキー・ザパタ (Franky Zapata) 氏で、ウォーターアクティヴィティとして人気の水圧式ジェットボードのチャンピオンでもある、この分野の第一人者。ゼパタ氏曰く「このフライボード・エアを乗りこなすには、以前の水圧版フライボードで少なくとも 50 ~ 100 時間の操縦経験を必要とするだろ」と語っており、映像のように華麗な飛行はそうそう簡単におこなえるものではなさそうだ。
なお、現在のところはレジャー・アクティビティ用途がメインとなりそうだが、今回公開された試験映像に反応して海外の軍事情報サイトでは、「エアボーン部隊は空から降下するだけでなく、逆に上空へ戻ることになるかもしれない」「海兵隊における迅速な上陸作戦での利用」や「隊員を歩道から建物の屋上へ緊急展開させる」など、その戦術面での幅広い可能性から、将来的な軍事分野での利用も囁かれている。
ゼパタ・レーシングは、今年中のどこかのタイミングで市場に投入を図りたい考えを示している。
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