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ロシア版「BigDog」、四足歩行型の無人陸上ヴィークル「Lynx」の開発計画が始動か

海外軍事
ロシアで生物の形態を模倣した四足歩行型の無人陸上ヴィークルの開発が始まっているとする報道が。

オオヤマネコ属のリンクス (Lynx) を意味する「Rys`」と名付けられたこのロボットは、ヴラジーミル州に拠点を持つ、国営ロステク (Rostech) 傘下の「信号科学研究機関 (Signal scientific-research institute, signal.kovrov.ru) 」を中心に、①偵察 ②火器支援 ③地雷除去 ④負傷兵後送 ⑤兵站支援 ⑥戦闘技術調査 といった用途に応じて 6 つのタイプの開発がおこなわれているという。(一部ブロガーの報道によると、2015 年から開発が始まっているとのこと)


Image: Fire support units Robot


Image: Delivery Robot ammunition and equipment
Lynx の緒元を見てみると、全長 2 メートル、全高 1.2 メートルで、重量は 200 キログラム。また、自重と同じ 200 キログラムの運搬能力を持ち、最大移動速度は時速 15 キロメートル、40 度の傾斜を走破する能力が求められている。

なお、武装版については、 7.62 mm PKT 機関銃や使い捨ての対戦車グレネードランチャー各種 (RPG-26, RPG-27, RPG-28, RPG-30)、RShG などの兵装を可能としている。

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    コンセプトのオリジナルとも言えるのは、「ビッグドッグ (BigDog) 」の名で知られる、米国ボストン・ダイナミクス (Boston Dynamics) 社が「LS3 (Legged Squad Support System) 」計画の下で開発を進めていた四足歩行の馬匹 (ばひつ) 型ロボット。

    加えて、ボストン・ダイナミクス社が BigDog の小型軽量版「ワイルドキャット (WildCat ) 」を開発していたのと同じく、信号科学研究機関はアンドロイド技術社 (Androidnaya Tekhnika) の協力を得て軽量版モデルの開発もおこなう。この軽量版モデルでは標準版モデルの半分となる 100 キログラムの運搬能力を持たせるとしている。

    関連記事:
    BostonDynamics 四脚型ロボ「WildCat」実動映像を公開

    既報の通り、ボストン・ダイナミクス社は 2015 年末に運用先として見込んでいた米海兵隊が「騒音が大き過ぎて実戦で使えない」と判断し、その利用を見送ったことで計画が頓挫している。なお、2030 年までにロボット化を進めたい米軍にとっては「後退」であるようにみえるものの、乗り越えられない課題では無いことから、次なるチャレンジの際には、静粛性に優れたロボットが要求されると考えられている。

    関連記事:
    「ロボットラバは騒音が大き過ぎて実戦で使えない」米海兵隊が利用を見送り

    また、ボストン・ダイナミクス社自体にも大きな変化がある。2013 年 12 月に IT 大手のグーグル (Google) 社によって買収された同社だったが、2016 年 3 月、グーグルの親会社であるアルファベット (Alphabet) が、ボストン・ダイナミクスの身売りを検討していることが報じられている。

    話題を元に戻し、ロシア版「BigDog」については、2019 年の上半期に、標準版・軽量版 2 種の認証試験の実施が計画されている。

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