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米陸軍の兵士 6 名と民間人 2 名が総額 1 億円以上の装備品を eBay で不正転売した罪で起訴

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米陸軍の兵士 6 名と民間人 2 名が総額 1 億円以上の装備品を eBay で不正転売した罪で起訴
Photo By: Master Sgt. Michel Sauret
Image is for illustration purposes only.
米陸軍の複数の兵士と民間人らが共謀し、軍が所有する装備品をインターネットを通じて不正に転売した罪で一斉に起訴された。

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起訴されたのは、陸軍フォート・キャンベル基地に所属する兵士 6 名と民間人 2 名の計 8 名。フォート・キャンベル基地は、第 101 空挺師団や第 160 特殊作戦航空連隊、第 5 特殊作戦群の本拠地として知られる。

起訴状によると、犯行は 2013 年から 2016 年までおこなわれており、銃器関連製品、レーザー照準器、光学照準器、無線通信機などがネットオークション eBay を通じて不正転売されていた。


明らかとなっている物品のリストは以下の通り

・M203 グレネードランチャー用照準器
・M249 機関銃用パーツ (マガジンアダプター、ヒートシールド、バレルアッセンブル× 30 セット)
・ボディーアーマー
・スナイパー用スコープ、三脚、ライフルマウント
・コンバットヘルメット、フライトヘルメット

なお、不正に転売されたこれら装備品の総額は 100 万ドル (=約 1 億円) 以上にも及ぶとされる。また、判明している限りの売却先は米国内の他、ロシア、中国、香港、カザフスタン、ウクライナ、リトアニア、モルドバ、マレーシア、ルーマニア、メキシコなどが上がっている。

共謀容疑の各被告 (兵士 6 名) には、最大で懲役 5 年と 25 万ドル (=約 2,500 万円) の罰金が言い渡される (主犯格の兵士は懲役最大 10 年) 可能性がある。

一方の民間人 2 名の内の 1 名は有線通信不正行為 (wire fraud) と武器輸出管理法 (AECA: Arms Export Control Act) 違反の罪で最大 20 年の懲役が、またもう 1 名の民間人は不正資金浄化 (マネーロンダリング) の罪で追加 20 年の懲役が言い渡される可能性もあるという。

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