【メカニック解説動画】レシプロ機の機首機銃がプロペラを撃ち抜かないワケは?
皆さんも気になったことがあるかもしれません。レシプロ戦闘機の機首にある機銃がプロペラを撃ってしまわないのはナゼかということを。
Screen capture: The Slow Mo Guys official YouTube channel
そんな疑問にピッタリな動画があります。
さまざまなスローモーション動画をアップしているThe Slow Mo Guysによるムービーで専用の実験装置を作って検証しています。
これはオランダ人のアンソニー・フォッカーが開発した「同期ギア」によるもので、エンジンあるいはプロペラに設けられたカムによって機銃のシアを制御しているから。
また、同期ギアの作動も完璧ではなく、何かの拍子によってタイミングがズレてしまうこともあるとか。
この動画を見る限り、簡易的な実験装置とはいえかなりの精度できちんとプロペラを避けているのは見事なもの。
興味がある方はぜひご覧下さい。
Text: 乾宗一郎 - FM201611
動画を見ると確かにプロペラを避けるように機銃が発砲しています。
Screen capture: The Slow Mo Guys official YouTube channel
これはオランダ人のアンソニー・フォッカーが開発した「同期ギア」によるもので、エンジンあるいはプロペラに設けられたカムによって機銃のシアを制御しているから。
主翼装備の機銃に比べて弾道交差点の設定が不要、重量のある機銃を機体の中心軸に置けるなどのメリットがある一方、プロペラの回転に合わせるため機銃本来のものよりサイクルレートが落ちるといった問題もあります。
Screen capture: The Slow Mo Guys official YouTube channel
また、同期ギアの作動も完璧ではなく、何かの拍子によってタイミングがズレてしまうこともあるとか。
木製のプロペラは(口径にもよりますが)数発なら被弾に耐えられるそうです。
Screen capture: The Slow Mo Guys official YouTube channel
この動画を見る限り、簡易的な実験装置とはいえかなりの精度できちんとプロペラを避けているのは見事なもの。
興味がある方はぜひご覧下さい。
Text: 乾宗一郎 - FM201611
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