平成21年度 富士総合火力演習(予行演習) 後段演習編
続いて後段演習の模様をお届け致します。
後段演習では攻撃の場を通じた諸職種協同による戦闘様相の展示が主旨として実施されました。
多用途ヘリコプターUH-1Jに積載された2台の偵察オートバイ。UH-1Jの僅かな着陸の間に偵察オートバイは素早く離脱します。
偵察オートバイの離脱直後、その後の攻撃に先駆け、対戦車ヘリコプター AH-1S コブラが超低空でのホバリングで目前に迫る敵を想定し、搭載されている20mm機関砲で制圧射撃を行います。
2機のCH-47が空中消火活動の際に行われる吊り下げ方式の要領で軽装甲機動車を補給。
大型輸送用ヘリ CH-47 2機が超低空でのホバリングを行ったことで、巻き上げられた土埃によって周辺一帯の視界が急激に低下し、その轟音で場内アナウンスも聞き取れないほど。
CH-47により補給された軽装甲機動車と中隊が合流。
向かって右側の写真は軽装甲機動車が主力の膠着を援護するため前方に現れた敵を射撃する様子。
再び現れた2機のCH-47が高機動車を含む中隊の主力を空輸。2機のCH-47が一糸乱れぬ動きで着陸し、短時間の内に高機動車を降ろします。
CH-47の場合、人員輸送時ではおよそ一個小銃小隊、車両については軽装甲機動車や高機動車を搭載することが可能。
92式地雷原処理車は26個の爆薬処理ブロックを内蔵した処理用ロケット弾を投射し、投射した爆薬処理ブロックの爆発で地雷を除去し、一挙に戦車用通路を開けることができます。この日の演習では実際に使われる爆薬処理ブロックの数をおよそ4分の1に減らした状態で実施しています。
上記写真は92式地雷原処理車から投射された処理用ロケット弾の発射から弾着、地雷除去の様子を連続した写真に収めています。最後の写真にあるように、仕掛けられていた地雷の爆発状況を確認後、中隊長へ向け施設小隊長から投射成功の連絡が入り、戦車用通路の開設完了が報告されます。
戦車隊やその他火砲により、敵の集結地および接近してくる経路上に対して火力を結集し、敵の突進を妨害する「逆襲阻止射撃」が行われる中、左後方で待機中のヘリ部隊。
先頭は最新鋭戦闘ヘリコプターのAH-64D アパッチ。このアパッチの先導によってヘリボーン部隊が戦闘に加入する事で空地一帯の攻撃を仕掛けます。
かなり駆け足でのお届けとなりましたが、以上が約30分に渡って行われた後段演習のダイジェストとなります。実際の後段演習では流れるように次々と戦車やヘリが登場し、息つく暇も無い展開が行われ、あっという間の出来事といったところでしょう。
次回は演習後に行われた装備品展示の模様を簡単にお届けしたいと思います。
後段演習では攻撃の場を通じた諸職種協同による戦闘様相の展示が主旨として実施されました。
多用途ヘリコプターUH-1Jに積載された2台の偵察オートバイ。UH-1Jの僅かな着陸の間に偵察オートバイは素早く離脱します。
偵察オートバイの離脱直後、その後の攻撃に先駆け、対戦車ヘリコプター AH-1S コブラが超低空でのホバリングで目前に迫る敵を想定し、搭載されている20mm機関砲で制圧射撃を行います。
2機のCH-47が空中消火活動の際に行われる吊り下げ方式の要領で軽装甲機動車を補給。
大型輸送用ヘリ CH-47 2機が超低空でのホバリングを行ったことで、巻き上げられた土埃によって周辺一帯の視界が急激に低下し、その轟音で場内アナウンスも聞き取れないほど。
CH-47により補給された軽装甲機動車と中隊が合流。
向かって右側の写真は軽装甲機動車が主力の膠着を援護するため前方に現れた敵を射撃する様子。
再び現れた2機のCH-47が高機動車を含む中隊の主力を空輸。2機のCH-47が一糸乱れぬ動きで着陸し、短時間の内に高機動車を降ろします。
CH-47の場合、人員輸送時ではおよそ一個小銃小隊、車両については軽装甲機動車や高機動車を搭載することが可能。
92式地雷原処理車は26個の爆薬処理ブロックを内蔵した処理用ロケット弾を投射し、投射した爆薬処理ブロックの爆発で地雷を除去し、一挙に戦車用通路を開けることができます。この日の演習では実際に使われる爆薬処理ブロックの数をおよそ4分の1に減らした状態で実施しています。
上記写真は92式地雷原処理車から投射された処理用ロケット弾の発射から弾着、地雷除去の様子を連続した写真に収めています。最後の写真にあるように、仕掛けられていた地雷の爆発状況を確認後、中隊長へ向け施設小隊長から投射成功の連絡が入り、戦車用通路の開設完了が報告されます。
戦車隊やその他火砲により、敵の集結地および接近してくる経路上に対して火力を結集し、敵の突進を妨害する「逆襲阻止射撃」が行われる中、左後方で待機中のヘリ部隊。
先頭は最新鋭戦闘ヘリコプターのAH-64D アパッチ。このアパッチの先導によってヘリボーン部隊が戦闘に加入する事で空地一帯の攻撃を仕掛けます。
かなり駆け足でのお届けとなりましたが、以上が約30分に渡って行われた後段演習のダイジェストとなります。実際の後段演習では流れるように次々と戦車やヘリが登場し、息つく暇も無い展開が行われ、あっという間の出来事といったところでしょう。
次回は演習後に行われた装備品展示の模様を簡単にお届けしたいと思います。
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント