過剰成分を排除した元SEAL隊員考案のエナジー飲料「ストライク・フォース・エナジー」
元SEALの精鋭隊員が考案したエナジードリンクが、米国のローカル販売で攻勢を強めている。
Photo from Strike Force Beverage
「ストライク・フォース・エナジー(Strike Force Energy)」と名付けられたこの液体添加飲料は、活況するエナジードリンク市場において、含有成分を従来の市販品と比較して半分以下に抑えている「ヘルシーさ」が特徴。砂糖ゼロ、カロリーゼロで、カフェインやタウリン、ビタミンBといった成分を過剰に含ませず適正に抑えている。かと言って低血糖の心配はなく、優れたパフォーマンスを引き出すことができるという触れ込み。
米国アマゾンでもオンライン販売されており、購入者の評価も5段階中で4.7のスコアと、今のところ上々だ。
Strike Force Energy / Amazon
関連記事:
⇒アメリカ陸軍が「エナジードリンクのガブ飲みはやめよう」と呼びかけ
ちなみに、スターバックスコーヒーのパイクプレイス・ローストのトールサイズでは、12オンス(=約340グラム)に235ミリグラムが、また、レッドブルでは8オンス(=約227グラム)に80ミリグラムのカフェインが含まれているという。
一方のストライク・フォース・エナジーでは、リップクリームのスティックより少し小さな1/4オンス(=約7グラム)以下のパッケージとなっており、様々な飲み物に添加できる。カフェインは160ミリグラム未満となっており、オリジナル風味の他、レモン、オレンジ、グレープといったフレーバーで展開し、希望小売価格は10スティックで9.99ドル(=約1,100円)となっている。
ストライク・フォース・エナジーの仕掛け人であるショーン・マトソン(Sean Matson)社長は、海軍特殊部隊SEALに10年在籍した経歴を持っている。マトソン氏は創業に踏み切った当時の記憶を「米国史上最長となった戦争の最前線に展開し、世界で最もタフな訓練をこなしている我々SEAL隊員にとって満足のいくエナジー製品が無かったんだ。だったら自分たちで造ってしまえと…」「魅力的な商品として確立させるためには、このサイズ感が鍵となっている」「重く嵩張り、費用面でもコストが掛かる缶のエナジードリンクは非効率であると考えていた」と回顧している。
Photo from Strike Force Beverage
なお共同創業者には他にも、イラク・アフガニスタンでの派兵経験を持ち、SEAL Team 4に所属していた経歴を持つザック・スタインボック(Zach Steinbock)氏も名を連ねている。
2016年1月からオンライン販売を開始したストライク・フォース・エナジー。レッドブル、モンスターエナジーによって支配されている「130億ドル(=約1兆4,600億円)市場」とも言われるその牙城をどこまで切り崩すことができるのか分からないものの、現在までにバージニア州南東部、ハンプトン・ローズ一帯のセブンイレブンで売り出されており、直近ではフロリダ州にもその販売網が進出しているようで、既に200店舗が取り扱いをおこなっているという。
Photo from Strike Force Beverage
初年度売上は180万ドル(=約2億円)を見込んでおり、セブンイレブン系列11,000店舗に対して各店に10パケットの出荷がおこなわれれば、4,000万ドル(=約44億8,000万円)を超える売上となる見込みだ。なお、その一部については、法執行機関や退役軍人コミュニティーへの寄付がおこなわれている。
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント