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耳鳴り・難聴の原因にもなる「欠陥のある耳栓を納入していた」 910万ドルの和解金は密告した競合他社へ支払い

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Photo by Staff Sgt. Westin Warburton
This photo is for illustrative purposes only.
米司法省は26日、兵士の聴力を保護するはずの「耳栓」に瑕疵(かし)があったことを明かさず軍への供給を続けていた一件について、サプライヤー企業の「3Mカンパニー」が910万ドルの支払いに同意したと発表した。

Photo from 3M
対象となったのは両端いずれも挿入できる(dual-ended)タイプの耳栓『CAEv2(Combat Arms Earplugs, Version 2)』で、3Mの競合企業である「モルデックス・メトリック社(Moldex-Metric, Inc.,)」による内部告発を発端としている。

政府側の主張によると、「3Mカンパニーおよびその前身であるAearo Technologies、Inc.は、CAEv2が兵士の耳に正しく挿入するには短過ぎ、耳の形状によっては緩みが生じ、本来の機能を果たすことが出来ないことを知った上で供給していた」とし、軍に対してその情報共有を怠っていたことを指摘している。

司法省の発表を受けて軍機関紙の星条旗新聞は、「耳鳴りと難聴は退役軍人の身体における二大障害だ」「2003年~2015年に掛けて調査をおこなったところ、同時期にアフガニスタンとイラクでの派兵を経験した退役軍人の実に100万人以上が聴覚障害を患い、160万人以上が耳鳴りに苦しんだ」とする報告書を引き合いに紹介している。

なお3Mが支払う910万ドルについては、政府納品業者による虚偽請求の流れを止めることを目的とした「虚偽請求取締法(FCA: False Claims Act)」に基づき、密告者(whistle-blower)であるモルデックス・メトリック社が受け取ることになるという。

Source: 3M Company Agrees to Pay $9.1 Million to Resolve Allegations That it Supplied the United States With Defective Dual-Ended Combat Arms Earplugs - U.S. Department of Justice (DoJ)

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