サバゲー スキルアップ講座、第 1 回バトルランド「コマンド・スクール」

エアソフト・サバゲー・実銃・アウトドア関連レポート
近年のサバイバルゲームブームに乗ってユーザー人口が拡大する中、「もう一歩踏み込んでサバイバルゲームのスキルアップを図りたい!」という要望に応えた講座「コマンド・スクール」が新たに開設。その栄えある第1回目がおこなわれたので、その模様をお届けします。

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    この方がそのコマンド・スクールでメインインストラクターを務める「はんちょう」氏。
    サバイバルゲーム歴20年を誇る超ベテランゲーマーで、関西のサバイバルゲーマー、タクトレ愛好家にはお馴染み、CQBフィールド バディーで開催されている「CQB研究会」でもインストラクターを務めている人物。

    そして、サバイバルゲームだけでなく、「リアル」のタクティカルにも精通している。そのバックグラウンドとなっているのが自衛隊での経験。現在、予備自衛官でもあり、過去には陸自の師団射撃競技会で「個人優勝」の経験を持つなど裏打ちされた経験・実績を持っている人物でもあるのだ。


    さてさて、スクールの方へと話を戻しますと・・・
    この日集まったのは、サバイバルゲームをするのが今日が初めてという、正真正銘の初心者さんを筆頭に、まだ1,2回程度しかやったことの無い人や、既に何度かゲーム参加しているものの、今一歩踏み込んで「ゲームに勝つ!」コツを知りたいという人まで、思いは様々な面々が集結。

    本日一日の活動とその概要を示すブリーフィングを兼ねて、座学からスタート。

    まずは「より一歩踏み込んだサバゲースキル」を習得するに当たっての「マインドリセット」から。

    サバイバルゲームは、多くの場合が団体戦。その為、「チームの勝利を目指す為」に「個人スキルを向上させる」ということを考えてみるというところからスタート。

    この日おこなわれた主な講義内容は以下の通り。
    ●数的優位の原則(座学中心)
    団体戦である以上、手・足・目・口・耳の数が多い側、つまりはマンパワーで優勢を持つ側が強いに決まっているので、味方の力をいかにうまく活用するのか?が最大のテーマ。⇒映画のワンマンヒーローはあり得ない!ことを理解する。

    ●ポジション(役割)別のエアガン、装備の選定
    役割によって選ぶエアガンや装備は異なる。

    ●エアガンの取り扱い注意事項
    ・常に弾が入っているものとして考えて取り扱う
    ・壊れてはいけないもの、傷つけたくないモノ(ヒト)へ決して銃口を向けない
    ・撃つまでトリガー(引き金)に指を掛けない
    ・射撃姿勢が整うまで安全装置を掛ける(戦時は別途)
    ・射撃する前にターゲットの前後に存在するものを意識する
    (弾は貫通するものと認識し、味方への誤射、不用意な怪我を未然に防止する)

    ●初心者向けに推奨するエアガン
    周辺パーツの充実度や、将来的な取り扱いの発展性を考えて選ぶことを踏まえると、奇抜な外観・構造のものは適正度が低い傾向にある。オーソドックスなM4/M16系のエアガンがオールマイティーに活用でき、ベターな選択肢。

    ●エアガンの弾道特性
    重力による落下と、ホップアップによる影響とを考慮する必要がある。それらを踏まえてドットサイトのゼロイン調整をする。

    ●サイトの選定とゼロイン調整
    スコープは調整が難しいので、初心者の間は避けておくのがベター。
    ドットサイトは飾りでは無く、ゼロイン調整をすれば有効な武器になる!サバイバルゲームで最も多い交戦距離15m程度でゼロイン調整がオススメ。

    ●安定した射撃姿勢の取り方

    ●レクチャー内容を活かし、2班に分かれての「キツネ狩り」で〆



    それではまず、携行するエアガンやそれに伴う装備の選定、取り付け位置などの紹介から。

    サバイバルゲームはあくまでもホビーを主体としたアクティヴィティなので、エアガンの選定は基本的に「好きなもの」でOK。ただその一方で、スキルアップを図り続けたい!という目的の下では、ある程度適したエアガンがあるのも事実。

    はんちょう氏曰く、「P-90などの奇抜な外観、独特の機構を持った銃などは、取り扱いをマスターするのに手間暇が掛かってしまうので、あまりオススメできない」とのこと。


    銃をぶら下げる時に必要なスリング。右利きの人はこの写真のように、右肩から斜めに掛けるのが基本。


    その理由は至って簡単で、利き手となる右手でピストルへすぐに切り替えることができるため。

    例えばこちらの写真のように、構えていると銃口は隣の人の顔に向いてしまうし、咄嗟の時にも銃を構えるのに出遅れてしまう・・・。


    次にスリングの長さ調整について。これは、フィールドを見渡していても意外と知られていないので、是非覚えておこう!
    ストックの端からおおよそ拳2個離れたところで長さを調整するのが基本。あとは好みで微調整する。もちろん、装備を着込んでいる状態なのか、それとも装備を脱いだ状態なのかで、顎からストックの端までの距離が変わるので、その都度調整する必要がある。


    続いてはアーマーのフロント部に差し込んだ弾倉(マガジン)について。
    はんちょうの場合、チームの最後部で全体を指揮するコマンダーとして活躍する為、前線で活躍するアタッカーと比べてマガジンの数が多いのが特徴。

    アタッカーの場合は、素早い動き、機動力が求められるので、マガジンの数はそれほど必要ないが、後方支援をするコマンダーでは、戦況に応じて弾幕を張る必要もあるため、多くのマガジンを携行している。

    なお、アタッカーでは、会敵の機会が多くなるので、携行するマガジンも出来る限りジャラジャラ音の鳴らない「ノーマルマガジン」がオススメ。

    上記の写真で注目は、A、B、Cとそれぞれの予備マガジンが異なるものを使用しているところ。

    A:ノーマルマガジン(マグプル無し)⇒最終のマガジンとして使用
    B:0.25gのBB弾が入ったマガジン(レンジャーグリーンのマグプル有り)⇒長距離射撃用
    C:0.2gのBB弾が入ったマガジン(TANカラーのマグプル有り)⇒通常距離の交戦用

    とりわけ、BとCの使い分けは要チェック!
    一般的に銃口から飛び出したBB弾は、重さのあるものが安定して飛ぶという特性があるので、それをマガジン毎でうまく使い分けているのがミソ。

    また、マガジンはそれぞれ湾曲した曲線(アール, R)があるので、その向きも配慮しておくと取り出す時に便利だ。例えば、射手が右利きの場合だと、左手でマガジンを引っ張り出す為、写真のような向きにしておくのがGood!


    続いてピストルホルスターの取り付け位置について。
    ここではレッグホルスターと言われる、脚に取り付けるタイプのホルスターを例に取り上げてみる。

    点線で示したのが、ズボンの縫い目。大抵のズボンには、真横に縫い目があるので、それを目安にしてどの程度ズレて取り付けているかを紹介している。

    ご覧の通り、中心線から少し前の辺りに取り付けるのがベスト。


    その理由は簡単で、立った状態からスっと手を下に下げると自然な位置にピストルのグリップがある為。これが、中心線より後方に位置すると、少し違和感のある状態で抜き差ししなければならなくなる。


    もう1つの理由としては、ニーリングした時に中心線より後方にあると、膝を曲げることがし辛くなる。前方に位置することでそれを回避することができ、身を屈めた状態からも素早くピストルを取り出すことができるようになる。


    それでは実際にマガジンを交換する所作をしてみることに。
    マガジン交換の際に、最も基本となるのは「次のマガジンを持った状態で、今使っているマガジンを取り換える」という動作。


    しっかりと左手で掴んだ新しいマガジンを、銃本体に刺さっているマガジンと取り換える。


    慣れない作業を確実におこなうためにも、しっかりと目で見て場所を確認しておこなうようにしよう。


    新旧のマガジンが一時的に左手1つの中に収まっている状況となる。この作業は少し慣れるのに時間が掛かるので、自宅でも空マガジンを使って特訓をすると良い。


    反対側からの様子。






    一通りの座学を終え、屋外にあるショートレンジでの実習へ移動。


    ここでは立射における基礎的なフォームの確認から始められた。


    右利きの射手の場合、右目⇒リアサイト⇒アイアンサイトの3つが一直線上にあり、ターゲットへ向けられているかを確認。ポイントとしては、臆することなくストックに頬付けすること。


    続いてはムービングでの射撃。
    上半身では両脇を内側に引き締めて銃をホールドさせることがポイントとなる。

    下半身では、若干内股気味な足の運びとなる。移動の際に最も重要となるのが、踵(かかと)から着地する動き。爪先(つまさき)から着地すると、足をくじき、転んでしまう危険や、着地と同時に方向転換することが出来にくいと言ったデメリットが挙げられる。

    一方で踵から着地した場合は、それらの危険性を低減させることができることに加えて、忍び足でステルス性を高めた移動にも適していることや、上下の揺れを抑える効果があるので、移動の際には推奨されている。


    続いては立射時でのプライマリーウェポン(ライフル)からセカンダリー(ピストル)へのトランジション(切り替え)所作について。

    脇を締め、頬付けをして、しっかりとライフルをホールドした状態で射撃。


    まずはベター(悪くは無い・・・)事例から。
    プライマリーでの射撃を終え、そのまま真下へ放した状態でピストルに切り替える方法。
    この方法では、真下に向けて開放されたプライマリーがブラブラとした状態で、セカンダリーの射撃時に悪影響を及ぼしてしまう。








    続いてこちらは、プライマリーを切り替える際に、左脇へエスコートしている様子。先ほどよりもスムーズな切り替えと、その後の射撃精度の安定性にも繋がっている。




    因みに、切り替えの際に時間的な余裕が無い場合は、ピストルをワンハンドで反撃するというやり方もアリ。

    と、ここまで主に午前中は装備の取り付けや、マガジンの交換、一般的な射撃姿勢と移動についてのレクチャーがおこなわれた。


    続いてやってきたのは、普段はサバイバルゲームフィールドとして使われているエリア。


    広いフィールドの敷地を使っておこなう次の講義内容は、エアガンの弾道特性とドットサイトにおけるゼロイン調整について。この日、用意された特設レンジの最大距離は50mで設定。


    実銃に比べて圧倒的に飛距離の短いエアガンでは、ドットサイトやスコープなどの光学機器は「お飾り」となりガチ・・・。
    しかし、ゼロイン調整をしっかりとおこなった光学機器は、敵との交戦の際に絶大な威力を発揮する。

    この日の講義でおこなわれたのは、15mでのゼロイン調整。サバイバルゲームの場合、野戦フィールドやCQBフィールドなど、フィールドの特性にもよるが、概して主な交戦距離は15m程度でおこなわれる。

    なお、倍率を高めて遠くのものが拡大される「スコープ」については、今回の初心者向け講座からは除外されている。


    15mを超えた場合の交戦では、しっかりとマイウェポンの弾道特性を把握しておく必要がある。この日行われた講座の中では、30mのマンターゲットへ収まるようホップ調整が指導された。


    続いてニーリング状態での射撃姿勢についてのレクチャーがおこなわれた。

    A:頬付け
    B:肘と膝をくっつける
    C:地面との接地

    写真は右利きの射手を例としたニーリング状態での射撃姿勢。人体の構造上、右利きで撃つ場合は、右足の膝を地面に設置させるのがスムーズ。


    参加者のニーリング射撃姿勢もブラッシュアップされてきた。


    正しい射撃姿勢が出来るにつれて、着弾の精度が高まってきたことを実感してくるようになる。


    そしていよいよ、この日の最終講義へ。
    フィールドのスタート地点に召集された参加者たち。

    これから始まるのは、フィールドの奥地で潜む敵を、アルファ、ブラボーの二手に分かれた初心者チームが追い込んでいくという設定。

    アルファ・ブラボーにはそれぞれインストラクター1名が付き添って、敵を追い込む上での動き方や、射撃姿勢の取り方などを指導。また、アルファ・ブラボーの後ろには、コマンダーが各班の移動について指示をおこなうというもの。













    さすがに1度で全てのことをマスターすることは不可能だが、ポイントとして紹介されていたことを学び、次回のサバイバルゲームで活かすことで、より一歩踏み込んだゲーム展開を楽しむことが出来るようになるはずだ。

    特に今回は、今まで何となく取り付けていた装備の配置や、マガジンの位置・種類の分け方、ポジションによって異なる装備などなど、初心者ゲーマーに限らず、多くのゲーマーにとっても参考になる内容が実施されていた。

    バトルランド「コマンド・スクール」次回の開催は、2014 年 10 月 25 日 (土) に予定されている。

    サバゲー スキルアップ講座
    バトルランド「コマンド・スクール」

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