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「ビン・ラディン急襲作戦時、ST6隊員が使用した全てのHK416にEMAGが装着」マグプル社がPMAG 10年史で紹介

海外軍事

Photo from Soldier Systems Daily
米ラスベガスで 17 日から 20 日の会期で開催中の銃器展示会 U.S. SHOT Show において、マグプル社 (Magpul Industries Corp.) が、同社主力商品の 1 つであるポリマー製マガジン PMAG のデビュー 10 周年を記念したディスプレイを展示した。

ディスプレイの中には、派生モデルである EMAG が、ビン・ラディン急襲作戦の中でデブグル隊員によって使用されていた HK416 のその全てにおいて装着されていたことが示されている。

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    Photo from Magpul
    1999 年にシンプル且つ画期的なマガジン用アクセサリの開発企業として創業したマグプル社。社名にも由来するこの製品の成功を地盤として同社はその後、レンジャープレートやポリマー製マガジン、その他銃器関連パーツ、アクセサリーや銃器本体の開発・製品化をも手掛ける快進撃をみせる。

    マグプル社は長年に渡って、軍用マガジンにおけるポリマー製マガジンの有用性を見出しており、ポリマー製マガジンとしては業界初でこそ無いものの、同社の手掛けた PMAG は、下記に列挙される様々な革新的アイデアが盛り込まれ、華々しくそのデビューを飾っている。

    マグプル PMAG
    ・マガジン本体に補強用の金属製インサートを一切不要とする強化ポリマーを使用
     (商標保護を受けたファイバー)
    ・温度変化の影響を受け難く、マガジンの湾曲形状を維持
    ・傾きを排除したフォロワーの採用
    ・弾上がりの信頼性を高めたフィードリップ形状の改善
    ・分解・清掃性を容易とした取り外し式フロアープレートのデザイン
    ・残弾数の視認性を容易とした設計
    ・カラーオプションの展開
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    Magpul PMAG

    会場で展示された 10 年史の年表によると、マグプル社は 2007 年~翌 2008 年までの 1 年間において、1 万個の PMAG を成形。2008 年~ 2009 年には 100 万個の販売を手掛けている。

    また、2009 年には米海兵隊が戦闘力向上を図る目的で M27 IAR を採用しており、PMAG の発展性を具体化したものとなっている。


    Photo: HK416 and EMAG from Magpul official catalog
    Image is for illustration purposes only.
    そしてこの年には、STANAG 4179 に適合する HK416 や SA80 などに向けた EMAG (Export Magazine) がリリースされており、マグプル社の年表には、この年に米海軍特殊部隊・デブグル (NSWDG: Naval Special Warfare Development Group, DevGru) が EMAG を採用していたことが示されている。

    (別のボードでは「EMAG は海洋環境における優れた信頼性とパフォーマンス、そして HK416 との互換性を持つことから 2008 年に NSWDG によって採用された」との記述もある)

    続く 2010 年には、英国防省が全軍で EMAG を採用。これによって 110 万個のマガジン供給契約を獲得している。そして契約に基づき、同社は現在も英軍に対してその供給を続けている。


    Photo from Soldier Systems Daily
    翌 2011 年 5 月には、パキスタンのアボッターバードにおいて SEAL Team 6 (ST6, a.k.a. DevGru) による 9.11 の首謀者、オサマ・ビン・ラディン (Osama bin Laden) 容疑者に対する急襲作戦が実行されているが、年表の記述によれば、「All of the HK416 rifles used by NSWDG in the Bin Laden raid were fed with Magpul EMAGS」となっており、当時作戦に参加していたメンバーの HK416 全てに EMAG が突き刺さっていたことになる。

    「Operation Neptune Spear (海神の槍作戦、ネプチューンスピア作戦)」と名付けられたこの作戦には、ST6 で襲撃を専門とするレッドチームからおよそ 24 名の精鋭隊員が参加している。

    Source: SHOT Show 17 – Magpul PMAG 10 Year History

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