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カナダ軍特殊作戦部隊の司令官が、銃を暴発させて罰金を支払うことに

海外軍事

Photo: Maj.-Gen. Mike Rouleau via 4 Cdn Div / 4 Div CA official Twitter
カナダ軍特殊作戦部隊の司令官が、銃を暴発させて罰金を支払うことになった。

カナダの軍法会議は 11 日、軍特殊部隊においてトップ司令官の重責を担う、マイク・ルーロー (Mike Rouleau) 少将に対して、「軍における秩序と規律を乱した」として、罰金 2,000 ドル (=約 15 万 6,000 円) の支払いを命ずる処罰を下した。

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    ことの発端となったのは昨年 12 月。ダーイッシュ (Daesh, IS, Islamic State, ISIS, ISIL) との戦いを支援するカナダ軍は、170 名ほどの特殊部隊を展開し、イラク北部でクルド人部隊に対して戦闘訓練の手解きをおこなっていた。

    ルーロー少将は士官と共に、数名の兵士に対してメダルの授与をおこなった後、前線活動基地 (FOB: Forward Operating Base) へ向かう準備のため、持参したボディーアーマーを着用し、サイドアームを装着、そして C-8 カービンをバッグから取り出していた。

    その時、不意にルーロー少将の持ったライフルが暴発。発射された弾丸は、同行していた士官の足元 2 フィート (=約 60 センチメートル) 以内に着弾。暴発による被害はなかった。

    その後の調べで、ルーロー少将は部下から「弾丸が装填されているので気を付けてください」と言われていたことが分かっている。

    なお、国防参謀長官のジョナサン・バンス (Jonathan Vance) 大将によると、ルーロー少将は「すべては私のやったことだ。自ら参謀長官 (CDS: Chief of the Defence Staff) へ事態を報告する」と周囲に漏らしていた。

    本件を審議する中で、検察役を務めたシャヴィ・ワルシュ (Chavi Walsh) 大将は、「ルーロー少将は最悪の場合、不名誉付きで免職となる可能性があった」と述べ、「ルーロー少将は上級司令官 (senior commander) であるため、その指揮下にいる隊員らに対して高い行動規範を示さねばならない立場にある」ことに言及している。

    なお、結果的に最悪の事態が回避されていることについて、検察役を務めた中佐は、「迅速に報告を上げてきたことと、それまでの指揮官としての評判や、素晴らしい経歴が考慮されて、最悪の事態は回避された」としている。

    ルーロー少将は、2014 年 2 月から特殊作戦司令部 (CANSOFCOM: Canadian Special Operations Forces Command) の司令官に任命されている。

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