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米陸軍の兵士がユニフォームに対して抱える変更要望とは?最先任上級曹長がヒアリング

海外軍事

Photo from U.S. Army
This photo is for illustration purposes only.
米陸軍の兵士が、ユニフォームとその規則に対して、どのようなものを望んでいるのか?陸軍ニュースを専門とするアーミータイムズが、「兵士の抱える変更要望」を取り上げ、ダン・デイリー(Dan Dailey)最先任上級曹長(SMA: Sergeant Major of the Army)から寄せられた反応を紹介している。

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    ■髭を生やしたい
    兵士から寄せられた中でまず最も多かったのが、「髭を(生やすことを)楽しみたい」という要望。

    現場からは、「一定の基準に整えられていれば、顔の毛を保つことができるはず」「髭は人を "熟練者" のように(プロっぽく)見せる」「他国の軍隊では髭を伸ばすことが許されている…」といった声が寄せられている。

    要望に対しデイリー氏は否定的ではなく、例えばマスクを着用する際に支障が無いなど、運用上の問題をクリアできるかどうか、しっかりと検証をした上で準備をしたいとし、今後の変更に含みを持たせている。

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    ■ベルクロ(Velcro)を嫌う兵士は多い
    パッチなどを手軽に取り付けを可能とする面ファスナーの「ベルクロ(マジックテープの一種であり商標登録名称)」は、戦闘服や個人携行の装備品全般に至るまで広く利用されてきた。

    様々なシーンでの利用が浸透している一方で、「時間とコストを削減する為に導入されたベルクロだが、全くもってその役に立っていない」「一度使い込むと、再接着させるのが難しい」「ネームタブなどは、従来の縫い付け式に戻して欲しい」として、現場からの評判は芳しくない。

    こうした「ベルクロ不支持」とする現場の声に対してデイリー氏は、「ユニフォームのパターンやデザインを変更する計画は無い」とするも、「陸軍は費用の観点において、戦闘服(ACU: Army Combat Uniforms)からベルクロを外すことを検討をしている」と語っている。

    ベルクロの強力な「接着」の要(かなめ)となる「フック&ループ」は、泥などのゴミを挟んだり、擦り切れがひどい場合に、本来の接着力を発揮できなくなることは以前から多くの人が指摘している。ここ最近のトピックスで記憶に新しいところでは、ジャングル戦を想定した戦闘服の開発において、ベルクロの替わりにボタンを使った開閉フラップが採用される動きがあるが、これはまさにその典型的な理由と考えられる。

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    ■胸元の階級章を襟元に戻して欲しい
    ACUの登場と同時に、階級章がそれまでの襟元から胸付近に移動した。これによって、①高さ的に低くなる為に遠くからの目視が難しいだけでなく、②近付いてから階級を確認する際、視線が相手の胸に行ってしまうという意見が出ている。とりわけ②については、相手が女性の場合に「目のやり場に困る」といった問題も抱えている。否定派の意見では、「ACUを開発した後からの思い付きで場所を決めたのじゃないか」とする声も挙がっている。

    こうした意見に対してデイリー氏は、「部隊からこのような意見を聞いたことはあるが、異議を唱えている人は少数だ」「ACUは戦闘服の事情に精通した兵士によって、頭のてっぺんから足のつま先まで開発されたもので、適切なものだと理解している」として、意に介していない。

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