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ポーランド戦闘訓練サービス提供企業・ESA社のチーフインストラクターによる高い射撃スキル映像

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ポーランド戦闘訓練サービス提供企業・ESA社のチーフインストラクターによる高い射撃スキル映像
ポーランドの戦闘訓練サービス提供企業:ESA(European Security Academy)のプロモーション映像『TRTP DRILLS - CHIEF INSTRUCTOR RAPID』が、Youtube の同社公式チャンネルで公開された。

映像は、 同社が考案した瞬時に状況を判断し射撃するシステム:TRTP(Time Reaction and Target Perception)のドリルを行うチーフインストラクターのラピッド氏を捉えている。

機械のようにブレ無い身のこなしで、近接ピストル(CQP:Close Quarters Pistol)、インスティンクト射撃(Instinct Shooting)、AK ライフルを用いたアクロバティックな構えでの後方射撃(動画 1:57 辺り)などを披露しており、同氏の高い射撃スキルを伺わせる。特に、ホルスタードロウ後の初弾装填スピードは、目を見張るものがある。

同氏の経歴については公開されていないが、イスラエル式の戦術 ITRM( Israeli Tactical Response Method )を彷彿させる。
ポーランド軍特殊部隊や対テロユニットで使われている近接格闘術:BAS(Bryl Andrzej System)を考案した「ドクター・ブリル」ことアンジェイ・ブリル氏によって1992年に設立された ESA は、セキュリティ会社、軍隊、法執行機関、一般市民、それぞれに適したトレーニングプログラムを提供しており、法執行機関や軍隊に長年所属していた者がインストラクターを務めている。

ポーランドのヴロツワフ市にオフィスを構え、ポズナン市近郊のクションシュ・ビエルコポルスキに位置するトレーニングセンターは、自然に囲まれた150ヘクタールの敷地に、宿泊施設、講義室、射撃場、キルハウス(シュートハウス)、応急処置トレーニング室、ダイビング施設、オフロードコースなどを完備している。

トレーニングコースは ―― タクティカル・シューティング、CQB 戦術 / 都市戦、近接戦、スナイパー、セキュリティ・ドライビング、応急処置 / 救命措置、PMC、海上警護、法執行機関、軍事 ―― など、多岐にわたって設定されている。

同社は、UK / アイルランド、スペイン、ドイツ、スカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)、ルーマニア、ウクライナ、コロンビア、南アフリカ、など世界各地に支社を展開しており、これらの国以外にも各地の訓練機関と連携してトレーニングを実施している。

参考動画:ESA ウクライナのストレス射撃ドリル 「ESA Ukraine」

Text: 弓削島一樹 - FM201706

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