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フォートブラッグ米陸軍基地で軍人と納入業者が1億1,300万円相当のMREを闇市場に不法転売

海外軍事

Photo By: Cpl. Scott Schmidt
米陸軍特殊作戦司令部のお膝元、ノースカロライナ州フォート・ブラッグ陸軍基地を舞台として、2年5ヶ月に渡って100万ドル(=約1億1,300万円)相当の携帯用戦闘糧食「MRE (Meals Ready to Eat) レーション」などが窃盗の被害に遭っていた。この事件で、軍関係者含む4名が逮捕・起訴されている。

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    首謀者の1人、クリストファー・マン(Christopher A. Mann)容疑者(33歳)は、陸軍特殊作戦司令部の軍曹で、第98民事大隊C中隊所属の部隊補給専門士(Unit Supply Specialist)として勤務していた。マン容疑者は、2010年10月から2013年3月までの期間、軍における自身の立場を利用して窃盗を繰り返していたことが分かっている。


    Photo from U.S. Army Fort Bragg
    マン容疑者が不正にMREを取得していた手口の中で、訓練や作戦で物資の必要性をみせ掛ける「偽のメモ」が見付かっている。不正に取得されたMREは、ファイエットビル(=基地周辺)や、闇市場で密売されていた。

    そしてマン容疑者の主要な共謀者としてみられているのが、ジョン・マッカア(John E. McCaa)容疑者。ノースカロライナ・フードサービス(North Carolina Food Services)社の従業員としてフォートブラッグ基地に出入りしていた。2011年7月から翌年3月までの間、マン容疑者から受け取ったMREを不正に転売していた。

    加えて被害に遭っていたのは、MREだけにとどまらず、光学照準器やナイフ、サングラスも盗み出されていたことも分かっている。


    Photo by DLA Distribution Albany, Ga.
    This photo is for illustration purposes only.
    なお検察は、マッカア容疑者が1,700ケース以上におよぶ大量のMREの出所について、マン容疑者が不正な手段を講じて取得していることを知った上で転売を図っていた考えている。

    そして本件についてはこの他に、盗難品を買い取った民間人のジョセフ・オーナー(Joseph W. Horner)容疑者と、罪状こそ明かされていないものの、オニール・ジョーンズ(Oneal Jones III)容疑者も併せて起訴されている。

    これら計4名に対して裁判所は、以下の判決を下している。

    マン容疑者:
    懲役1年8ヶ月+釈放後に3年間の監視生活+940,460ドル(=約1億_700万円)の支払い

    マッカア容疑者:
    懲役1年+釈放後に3年間の監視生活+157,654ドル(=約1,800万円)の支払い

    オーナー容疑者:
    懲役2年+3年間の監視生活

    ジョーンズ容疑者:
    5年間の保護観察処分+87,850ドル(=約1,000万円)の支払い

    事件を担当した国防犯罪調査局(DCIS: Defense Criminal Investigative Service)の特別捜査官は「今回の大規模な窃盗事件は、国防総省の品位を汚しただけでなく、善良な国民から寄せられた血税を無駄にし、尊き(たっとき)国防に従事する兵士の遂行能力を著しく低下させるものだ」として糾弾している。

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