NEWS

ニセ法執行機関ホームページで米軍の装備品を騙し取ることに成功。政府機関が囮捜査の検証結果を報告

海外軍事

Photo from REUTERS/Lucas Jackson
This photo is for illustration purposes only.
世界最強を誇る米軍の武器庫から軍用サープラス品を騙し取ることは出来るのか?正面切った囮(おとり)捜査を政府機関自ら検証してみたところ、意外なほど簡単に実現してしまったことが明らかとなっている。

政府説明責任局(GAO: Government Accountability Office)は18日、国防兵站局(DLA : Defense Logistics Agency)の法執行支援室(LESO: Law Enforcement Support Office)に重大な欠陥があることを示す報告書を発表した。

ミリMONO

    loading
    ミリMONOをもっと見る

    Photo from GAO
    レポートでは、架空の政府機関を装ったウェブサイトとそのアドレスを作成し、国防総省に対して総額120万ドル(=約1億3,000万円)相当のアイテムを要求したところ、その武器庫から100点以上を引き出すことに成功。引き出されたアイテムの中には、ナイトビジョンゴーグルやM16A2ライフル、パイプ爆弾などが含まれていたという。

    これら入手したアイテムについてGAOは、「その多くは市販の部品を使用することで銃器や爆発物として機能するものになるが、致死性の装備は入手できなかった」としている。このことについては、当該レポートの中に示された「戦利品」写真と、それに対するキャプションから、ナイトビジョンゴーグルは旧式のPVS-7であり、M16A2ライフル、パイプ爆弾は訓練用のものであることから裏付けられている。

    とは言え、簡単に入手出来てしまったこと自体は事実。
    捜査の指揮を執ったGAO担当官によると、「やり取りの殆どがEメールを使ったもので、彼らは全くもってこちらの所在を確かめに来ることすらもしなかった」「取り引きはeBayでやるようなものだった」と指摘している。そして、こうした偽装行為を防止するためにも、軍装備品の取り扱いに関する規制を強化し、そのリスク評価を実施するよう勧告。当局も、2018年4月までに内部評価の実施を約束している。

    同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
    「海軍特殊部隊入りを目指す2名の女性候補者が存在」米軍中将が軍事委員会の席上で証言
    オランダ国防省が特殊部隊用に「HK416A5」を購入
    米国がウクライナに単眼型ナイトビジョン装置「AN/PVS-14」×2,500セットを無償提供
    ロシアの「将来兵士計画」で描かれたコンセプトアートが『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』に類似
    米軍特殊部隊(USSOCOM)の予算が3ヶ年で2,000億円近く上積み。課題は引き続き人材の確保
    アメリカ陸軍が新分隊選抜射手小銃としてM110A1 CSASSの調達を2019年度予算案に盛り込む
    同じカテゴリー(海外軍事)の記事
     「海軍特殊部隊入りを目指す2名の女性候補者が存在」米軍中将が軍事委員会の席上で証言 (2018-02-22 14:12)
     オランダ国防省が特殊部隊用に「HK416A5」を購入 (2018-02-22 12:57)
     米国がウクライナに単眼型ナイトビジョン装置「AN/PVS-14」×2,500セットを無償提供 (2018-02-21 18:18)
     ロシアの「将来兵士計画」で描かれたコンセプトアートが『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』に類似 (2018-02-21 17:11)
     米軍特殊部隊(USSOCOM)の予算が3ヶ年で2,000億円近く上積み。課題は引き続き人材の確保 (2018-02-21 14:47)
     アメリカ陸軍が新分隊選抜射手小銃としてM110A1 CSASSの調達を2019年度予算案に盛り込む (2018-02-21 12:26)

    この記事をブックマーク/共有する

    この記事をはてなブックマークに追加

    新着情報をメールでチェック!

    ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

    [入力例] example@militaryblog.jp
    登録の解除は →こちら

    ひとつ前のニュース ひとつ次のニュース

    PageTop