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【エアガンカスタム】グロックのフレームをリダクション+ステッピングでカスタマイズ

レポート
ホットドリンクがおいしい季節になりましたね、こんにちは。
ライターのイヌイでございます。

今回はハンドガンカスタムの一環として、みなさん大好きであろうグロックのポリマーフレームを加工、つまり「削り込みによる形状変更」と「すべり止めの工作」を試してみました。
削り込みとは要するに「握りやすい」「ハンドリングしやすい」形状にするということ。この加工を「リダクション」というそうです。
一方のすべり止めは「ステッピング」。ポリマーパーツを溶かしてザラザラな表面にするというカスタマイズです。ポリマーフレームのオートマチックでは一般的になっているのでこの方法はよく目にするようになりました。正しくは「ステップリング(Stippling)」というようですが、SHOTSHOWでZEVやROBERの中の人は「ステッピング」といってました。なのでここではそう表記します
今回はハンドガンのフレームを「好みのシルエットにゴリゴリ削る」→「ハンダゴテで表面処理」という2段階で作業を進めます。

そして今回の素材は東京マルイのG17のフレーム。
加工においてまずは完全に分解しておきましょう。
なお、このフレームはバックストラップ部にウエイトが入っています。
気になる人は上部から棒を差し込んでガンガン叩いて抜いて下さい。別に抜かなくても作業はできるので、今回は入った状態のままで加工を続けます。

加工に使用した道具はこれくらい。
特に大事なのは棒ヤスリで、これだけはちょっといいモノが望ましいです。今回はニコルソンのマジカット(平)を使いました。ザクザク削れて目詰まりしにくいオススメのヤスリです。

で、具体的にどこをどう加工するのかというと・・・
「1」はバックストラップ部の角度変更。ここを真っ直ぐにすると1911に近いグリップアングルになります。
「2」はフロントのフィンガーレストの除去。後加工でステッピングするので、これがなくてもグリップ感は大きく向上します。
「3」の部分は、ここを削り込んでハイグリップ化を狙うための加工。トリガーガードは角型が好みなので丸く整形はしません。ただ、ここを削るとビーバーテイルにしないとバランスが取れないという人もいます。お好みでどうそ。
こんな感じで、ひと昔前に流行ったBTC(BOWIE TACTICAL CONCEPTS)のカスタムグロックをイメージしています。

ではさっそく作業に入りましょう。
まずは削るべき部分にゴリゴリとヤスリをかけます。
ABS樹脂はサクサク削れるのでナナメになったりしないよう、ちょっとずつ様子を見ながら削り込んでいきましょう。
だいたいこんな感じになるまでがんばって下さい。
表面の仕上げはこのくらいで十分。キズ取りや細目での仕上げはやらなくて大丈夫です。

続いてこの部分を削り込んでいきます。
写真では丸ヤスリを使っていますが、鉛筆などに紙やすり(#240くらい)を巻いたものの方が使いやすいと思います。
ここも平行になるようまっすぐ削りましょう。ただし、削りすぎると穴が空いてしまうので程々に。

ヤスリをかけていると大量の削り粉が出ますが、捨てずに集めておきましょう。
これをアセトン(≒除光液)に溶かすと簡易的なパテになります。同一素材なのでフレームとの馴染みがよく塗装が不要、不意に空いてしまった穴をふさぐのに最適です。乾燥時間とヒケの問題から厚盛りには注意しましょう。

さて、難関であるバックストラップ部も加工します。
下側の膨らみを減らし、上部からのラインが滑らかに続くように意識します。ただ、本気で削り込むとグロックのロゴマークの後方あたりに穴が空いてしまうはず。今回はほとんど厚みがなくペラペラに薄くなるまで削り、ある程度のところで妥協してます、すいません。
加工前後で比べるとこんな感じになりました。
ここで妥協したくない人はバックストラップ部を切り離して、φ30のABSパイプを切って接着して造形した方がいいかもしれません。
また、マガジンを掴むための凹みも加工しました。
半丸状に切り取るだけです。
「コインを当ててシャーペンでラインを書く」→「ニッパーで大まかに切り取る」→「ヤスリで仕上げ」という流れで加工しました。
なお、左右でピッタリ同じ位置を切り取るのは大変ですが、左右同時には見えないので多少ズレても分からないと思います。

リダクションができたらお待ちかねのステッピングです。
今回のパターンはいわゆる「ゴジラ肌」にするので、作業の基本は「シャーペンで範囲のワクを書く」→「ハンダゴテでスジを彫る」となります。
ハンダゴテは一般工作用の30Wのもので十分。100均のものだとアレすぎるので1,000円くらいのしっかりしたものを買いましょう。
作業のコツはハンダゴテを傾けず立てて当てることと、大雑把にどんどん掘っていって、後からその間を埋めるように筋を入れていくということです。焦らずジックリと彫り込んでいきましょう。コテ先はまめに拭ってキレイな状態をキープするように!
トリガーガードは形状はそのまま、前面にステッピングを掘りました。
このあたりは好みでいいと思います。

結果的にこんな感じになりました。
かかった時間は約100分。『ガンダム08小隊』を再生しながら作業したのですが、作業がが終わった時には第5話の途中でした(もちろん内容は全く頭に入っていません)。
ちなみに、グリップパネルの段差や各部の凹みは、フチが入り組むように掘り込めばほとんど目立たなくなります。
この段階で彫り込んだスジに対して垂直に爪で引っかいておきましょう。
これは溶けて線状になった細い樹脂のカスを剥がすため。金属ブラシやスポンジヤスリでこすってもOKです。
これをやっておかないと手のひらに刺さったり、新品のグローブにすぐ穴が空いたりします。

さて、これで作業は完成。さっそく内部のパーツを組み込み・・・ません。
実はこのフレームはガーダーの社外フレームに入れ替えた時に出た余りのパーツ。ガーダーフレームのリダクションとステッピングが最終的な目的なのでその練習用にしたわけです。
ということでダークアースのガーダーフレームを同じように加工。さすがに2回目なのでサクサク作業できました。
ポイントとしては同じ場所に数秒以上コテ先を当てていると、焦げて色味が変わってしまう点が要注意でした。また、上部のステッピングもサムレストに沿うようなパターン変えています。
ガーダーの素材はノーマルのABS樹脂よりも溶けにくく、同時に溶けると糸を引きやすいため、ハンダゴテを当てる角度は垂直になるよう徹底しました。このためスジはかなり細くなっています。

以上、グロックフレームの加工の報告でした。

実際にやると予想よりも簡単・・・というか、手間がかかるだけで特に技術はいりません。根気よくチマチマとやれば誰でもソコソコ以上の仕上がりになります。

また、ステッピングだけでも操作感はガラッと変わります。「ヤスリで削るのとかコワイ」という人でも試せますね。

また、現代オートの必須項目ともいえるポリマーフレームなのでM&P9やUSPコンパクトなど、応用できるモデルはいっぱいありますし、場合によってはMASADA ACRや89式小銃、M4のMOEグリップなど、長モノ電動ガンのグリップやハンドガードに施工してもいいかもしれません。
手軽なカスタマイズとしてぜひお試しください!

Photo & Text: 乾宗一郎

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